映画『キングダム 大将軍の帰還』信と王騎の帰還!大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した山崎賢人、大沢たかお

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 俳優の山崎賢人(※崎=たつさき)、大沢たかおが14日、東京・TOHOシネマズ 六本木で開催された映画『キングダム 大将軍の帰還』信と王騎の帰還!大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。本作屈指の名シーンを生んだ「将軍の見る景色」について語った。

【画像】信と王騎の帰還!大ヒット御礼舞台あいさつの模様

 本作は、原泰久氏の同名漫画を実写映画化するプロジェクトの4作目。シリーズを通して、主人公・信を演じた山崎。信が「大将軍になる」という夢を抱くきっかけを与えた王騎将軍を大沢たかおが演じている。「信と王騎の帰還!大ヒット御礼舞台あいさつ」には、山崎と大沢が7月12日の初日舞台あいさつ以来、4ヶ月ぶりにそろって登壇した。

 信が王騎の馬に乗り、王騎を背で支えながら激走中に、王騎が信に「これが、将軍の見る景色です」と伝えるシーンについて話題が及ぶと、山崎は「原作を読んだ時から好きなシーンだったので、素直に大沢さん演じる王騎将軍と過ごしてきた自分でいようと思っていました」と振り返った。

 「本当にすごく大沢さんの声が好きで(笑)。王騎将軍の魅力的な言葉を背中で受けて、良いシーンにしたいなという緊張感もあったんですけど、(原作の)信と同じく深呼吸して景色を想像しながらやってました」と、今まで語られてこなかった“将軍の見る景色”に思いを馳せていた。

 また、大沢は「王騎将軍という役をいただいて、この役だけは監督やプロデューサーよりも自分が一番理解しているし、一番その気持ちがわかるんだと信じてやり続けられたと思います。周りのスタッフも信じてくれて、どんな王騎ファンにも負けないくらい研究したし、そこにすべての時間を使ってやってきたので、原先生にも自信をもって僕の方が詳しいかもって言えるくらい、自分が愛した役でもある」と王騎将軍への思いの深さを語っていた。

 事前にSNSで募集した質問に答える企画では、「日常生活の中で、『キングダム』に関することを考えてしまうことはありますか。私は、採石場を見かけると、キングダムの良いロケ地になりそう思ってしまう」という質問に、山崎が「まさに僕もです」と笑って同意する場面も。大沢も「広く開けた場所を見ると、ここで『キングダム』の撮影ができるな、と思った直後に、俺はもう終わりか…といったことを繰り返していますね」と、離れがたい気持ちを吐露していた。

 『キングダム』は、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政を壮大なスケールで描く。映画シリーズは、2000年以降シリーズ化された邦画実写作品で、1作目から4作連続で興行収入50億円超えという史上初の偉業を達成。4作目『大将軍の帰還』は14日時点で79.9億円に達し、最終的に80億の大台突破は確実視されている。