北の若(右)を寄り切りで破った白熊(カメラ・朝田 秀司)

写真拡大

◆大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)

 東十両3枚目・白熊(二所ノ関)が2連勝。立ち合いで東同筆頭・北の若(八角)の左上手をつかむと、右でおっつけ寄り切り2勝4敗とした。「立ち合いがよかった。ちょっとほっとした」と胸をなで下ろした。初日から4連敗したときは師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)に「立ち合いが遅い」と指摘され、修正した成果が出た。

 5日目の夜は弟弟子の新大関・大の里らと序二段・古田の誕生日を焼き肉屋で祝った。白熊は「楽をしても何も得られない。運を呼び込むために僕が(全額)支払った」と明かし、白星を手にした。勢いが出てきたが、「まずは4勝4敗にしたい」と気を引き締めた。