イタリアVS韓国の審判を担当したバイロン・モレノ photo/Getty Images

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先日、プレミアリーグで審判を務めるデイビッド・クート氏がリヴァプール前指揮官ユルゲン・クロップについて侮辱的な発言をしている映像がSNS上で出回った。現在はイングランドのプロ審判協会(PGMOL)が調査しており、クート氏はその間停職処分となっている。

審判員の思わぬスキャンダルだが、これに合わせて少々厳しいランキングを作成したのが英『GIVE ME SPORT』だ。

同メディアは「クートの一件を受け、我々はサッカー史上最悪の審判10人を挙げることにした。中には、ゲームに大きな影響を与えた審判もいる」とし、独自でワーストの審判をリストアップしている。

今回のクート氏も3位に選ばれてしまっているのだが、同メディアがワースト1位に選んだのは2002日韓ワールドカップで様々な議論を呼んだバイロン・モレノだ。

今でも語られるが、モレノは日韓ワールドカップのベスト16・イタリアVS韓国の試合で主審を担当。そこでイタリア側に不利な判定を連発したと批判を受けたのだ。

「モレノは韓国側に微妙なPKを与え、アレッサンドロ・デル・ピエロへの肘打ち行為、パオロ・マルディーニの頭部への蹴りを見逃した。さらにフランチェスコ・トッティがペナルティエリアで倒れた際には、ダイブの判定で退場させ、延長戦ではゴールデンゴールとなるはずだったダミアーノ・トンマージのゴールをオフサイドで取り消している」

同メディアは改めて当時を振り返っているが、冷静に振り返るととんでもないレフェリングだ。試合に与えた悪影響度ではワールドカップ史上No.1と言っても大袈裟ではないか。