日本版声優が一挙発表
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 映画『モアナと伝説の海2』の日本版声優として前作から続投する屋比久知奈(モアナ役)と尾上松也(マウイ役)に加え、小関裕太鈴木梨央、山路和弘、ソニンの参加が発表された。USオーディションを経て選ばれた彼らが、屋比久、尾上と本作のオープニングを飾る楽曲「帰ってきた、本当のわたしに」を歌う特別映像と、それぞれのキャラクターポスターも公開された。

 前作での冒険から3年がたち、少し大人へと成長したモアナを描く本作。人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知った彼女は、すべての海をつなぐ1,000年にひとりの“導く者”として、広い海を分断する呪いを解いて再び世界を一つにするため、危険に満ちた海の果てへと向かう旅に出る。

 前作以上に危険で壮大な旅ということで、モアナには半神半人のマウイ、ブタのプア、ニワトリのヘイヘイに加え、新たな旅の仲間が。島の歴史や神話に詳しく、マウイとモアナを“推し”として崇める青年モニ役は、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」では主人公ロミオを演じた小関裕太だ。

 小関は「オーディションを受けた時、キャラクターを掴むのが難しく、うまくできたのか不安でしたが、合格の連絡をもらったときはすごく嬉しかったです! 歌うキャラクターの声優に憧れがあって、いつかと思っていた夢が一つ叶いました」と信じられないと大喜び。「キャラクターとして歌ってみて、収録がとても楽しかったです。耳に残って歌いたくなる、参加したくなる曲が『モアナと伝説の海2』にも登場していますし、その中でも特に明るくて、“旅って楽しいね”という気持ちを歌う楽曲に僕は参加しているので、とにかく楽しんでレコーディングを終えました」と振り返った。

 天才肌の頼れる船大工の少女ロト役は、近年ミュージカル「ピーターパン」のウェンディ役やミュージカル「るろうに剣心 京都編」の巻町操役など活躍の幅を広げている鈴木梨央だ。鈴木はロトの魅力について、「自分が決めたものを信じて揺るがない気持ちを真っすぐ貫く女の子です。挑戦してみるしかない! というロトのひたむきな姿に胸を打たれました」と明かしている。

 植物を愛する料理担当の老人ケレ役は、声優・俳優の山路和弘だ。山路は「お話をいただいたときは、世界中で愛されている『モアナと伝説の海』の続編に参加することが決まってワクワクすると同時に、『ついにこういう“じいさん”の役が来るようになったか!』と感慨深かったです(笑)」と語り、「ケレは、島に住みながらも水が苦手で泳げない、植物を愛する頑固者のじいさんです。最初はちょっといや〜な奴ですが、モアナたちに魅了されて、だんだんと前向きになっていく。お話が進むにつれてひょうきんな一面も見えてきたりして、とても可愛らしいキャラクターです。頑固者のケレがどんな変化を遂げていくか、楽しみにしていてください」とアピールした。

 コウモリのように舞い、モアナを惑わす存在として現れる妖艶なマタンギ役は、パワフルな歌唱力で舞台・ミュージカルを中心に活躍しているソニンだ。「電話で合格を聞いて、道端で叫びました! 全力で臨んだけど楽曲がすごく難しかったので、『まさか…!』と思って驚きと嬉しさがありました」というソニンは、ミステリアスなこのキャラクターについて「勇気を出していろんな道を迷いながら行くからこそ、信念が見つかることをマタンギが教えてくれます。危険な道に進む勇気を与えてくれる存在なんです。この物語とマタンギのキャラクターを通していろんな人に届くといいなと思います」と語っている。

 併せて公開された「帰ってきた、本当のわたしに」のスペシャル歌唱映像では、日本版声優陣の美しい歌声を一足先に堪能することができる。(編集部・市川遥)

映画『モアナと伝説の海2』は12月6日より全国公開