久本雅美 “マチャミ”の温活 お茶の間も温める 人一倍冷え性…朝昼晩の白湯生活継続中
【だから元気!】著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回はWAHAHA本舗の創立メンバーで「マチャミ」の愛称で親しまれているタレントの久本雅美さん(66)です。長年、テレビや舞台で底抜けに明るいキャラクターで笑いを生み出し続けられる源は、体を温めることにありました。(構成・山内 健司)
朝起きたらまずはうがいをして、すぐ白湯(さゆ)を飲むようにしています。そして保温ポットにも白湯を入れて家を出ます。番組によっては収録中、足元に置いたりも。空になったら補充して、毎日1・5〜2リットルは飲んでいます。白湯がない時も飲み物は常温。それは夏でも一緒で、氷が入ったお水はもう何年も飲んでないですね。飲食店でも毎回常温のお水をお願いしています。
飲み始めたのは6、7年前かな。健康にいいと聞いたのと、体も温まる。体を温めることがやっぱり体の免疫も上げるんですって。
冷たい飲み物は唯一お酒だけ。お医者さんに「お酒はホットでも体冷えます」と言われて、それなら冷や酒でもええわって。飲まないとストレスで死んじゃうよね〜(笑い)。「ストレスがたまるよりいい」とも言ってもらえたので、自制しながら週3、4回くらい、日本酒、ワイン、シャンパンのローテーション。ただ、チェーサーで必ず白湯を挟みます。寝る前も白湯を飲んで腸を温めることも欠かさないです。
私は元々冷え性なんです。背が小さくて皮膚が薄いので、病院の先生にも寒さを感じる度合いが人一倍強いと言われてて。中高生くらいから自覚があったんですが、若ければ生足とか出しても大丈夫じゃない。でも、40歳過ぎてからかな、体を冷やすと体調を崩すこともあってね。そこから体を温めることを強く意識しました。そのおかげか、大きな病気にはならずに過ごせています。
白湯を飲む以外にも、お風呂には今の時季は41度で首か ら下まで、最低でも朝は5分、夜は10分漬かります。寝る時も寝間着に腹巻き、ネックウオーマー、レッグウオーマーをします。ノーパンなんだけどね(笑い)。さすがに猛暑の時は熱中症になっちゃうからTシャツとかになるけど、自分の部屋の冷房は絶対に使わないんです。直接当たるのが良くないので隣の部屋の冷房をつけてドアを開けるようにします。
「WAHAHA本舗40歳記念全体公演」で全国を回っているんですが、創立メンバーもみんな60歳半ばになって。これまで一緒に頑張ってきた周りの方々が病気になられたり、お亡くなりになったりを何人も何人も見てきたので、自分が舞台に立てること自体が奇跡、ありがたいことやなって思うんです。「幸せやな」ってもう幕が開く前から涙ぐむ時もあるくらい。そういう時に改めて健康第一やねって思いますね。
年齢とともに疲れやすさの実感はあります。だからこそ体を温めてパフォーマンスを保ちたい。寒いと全然面白いこと浮かばないんですよ(笑い)。寿命だけは分からないですけど、大先輩の草笛光子さんや黒柳徹子さんなどがいつまでも現役で活躍されてるのを見ると背中を追っていこうと思いますね。
≪21日ケンミンショーSP MC18年目「毎回学び」≫日本テレビ系のバラエティー「秘密のケンミンSHOW極」(木曜後9・00)では、番組開始時の2007年から司会を務め、18年目に突入。47都道府県各地の名産物や文化を紹介していく番組の魅力を「毎回驚かされて学びがある。当然と思っていることも深掘りしてくれる」と語り、「ネタが尽きないのが凄い」と制作スタッフへの敬意も表した。21日には2時間スペシャルが放送される。北海道名物のジンギスカンが扱われるが「焼くだけじゃないことが分かるんですよ。本当に面白いです」とアピールした。
≪心は冷えてる!?≫結婚について尋ねると「番組が18年目になるんですけど、報告することが一切ない!」と笑い飛ばした。「どこかの県民の方を紹介してください。知識だけは入ってますから、どこでも行く準備はできてますので」と全国どこでもOKの姿勢(?)だ。「体は温めてるけど、心は冷えてます」とリップサービスを欠かさなかった。
◇久本 雅美(ひさもと・まさみ)1958年(昭33)7月9日生まれ、大阪府出身の66歳。81年に上京し、佐藤B作主宰の「劇団東京ヴォードヴィルショー」に入団。84年に柴田理恵らとWAHAHA本舗を創立。下ネタを交えたマシンガントークでバラエティーなどで活躍。持ちギャグは「よろチクビ〜」など。妹はタレントの久本朋子。1メートル54、血液型A。