ミラクルな2勝目を挙げた中国代表。次節の日本戦で7失点大敗のリベンジを果たせるか。(C)Getty Images

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 出来すぎたドラマチックな勝利に、母国メディアも興奮を隠せない。

 現地11月14日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選で中国代表は敵地でバーレーンと対戦。互いに好機を掴むも決め切れず、ゲームは0−0のまま終盤に突入した。そして迎えた87分、中国はバーレーンに痛恨の失点を食らう。しかし、およそ3分間に及んだVARの結果、なんとオフサイド判定でゴールは取り消しに。すると試合再開から20秒後の90+1分、中国は一気呵成に攻め込んで、最後は張玉寧がドフリーで千金弾をねじ込んだのだ。
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 10分間のアディショナルタイムを凌ぎ切った中国が1−0で勝利。今最終予選は初戦で日本に0−7の大敗を喫し、その後もサウジアラビアとオーストラリアに敗れて3連敗スタートとなった。それでも第4戦でインドネシアに2−1で競り勝ち、今回はアウェーの地で苦しみながらも3ポイントを奪取して執念の2連勝。暫定ながらグループCの4位に浮上し、プレーオフ進出圏内に食い込んできた。
 
 中国メディア『直播吧』は「絶体絶命の地獄から一瞬にして天国にたどり着いた」と銘打ち、「どんな良くない内容であっても勝てば許されるのだ。この日もじっと耐え続けた粘り強い守備対応が結果的に勝利に繋がった」と評する。そのうえで「ワールドカップへの灯がふたたびともった。中国代表はグループCで大地震を引き起こしている。2勝3敗ながら、この日引き分けたオーストラリアとサウジアラビアとは同じ勝点6だ。次は強敵・日本とホームで戦う大一番。2連勝の勢いを持ち込んで嵐を巻き起こせ!」と意気込んだ。

 はたしてブランコ・イバンコビッチ監督が率いる軍団は“0−7ショック”の雪辱を果たせるのか。第5戦の中国vs日本戦は現地19日、廈門(アモイ)の白鷺体育場で行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部