バルセロナ戦で多くのチャンスを創出した久保。(C)Getty Images

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 久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地11月10日、ラ・リーガ第13節でバルセロナとホームで対戦した。

 前節のセビージャ戦(2−0)でゴラッソを決めた久保がリーグ戦2試合連続で先発に名を連ねたソシエダは、開始1分にいきなりチャンスを迎える。右サイドを抜け出したアランブルのグラウンダーのクロスにスチッチが飛び込んだが、カサドにブロックされる。

 すると13分、ゴール前の混戦から最後はレバンドフスキに右足のボレーでネットを揺らされるも、オフサイドの判定に救われた。

 20分には、右サイドでボールを受けた久保がドリブルで仕掛けてイニゴ・マルティネスを振り切り、鋭いクロスを供給。しかし味方にはわずかに合わない。さらに30分、敵陣ボックス内に侵入した久保が相手2人をかわして左足で狙ったが、GKイニャキに防がれた。

 それでも、33分に相手のゴールキックを奪うと、スチッチが頭で繋いだボールに抜け出したベッカーが右足のシュートを流し込んで先制点を奪う。さらに45+1分には、カウンターから久保のパスを受けたベッカーの折り返しにオジャルサバルがダイレクトで合わせるも、決め切れなかった。このまま1点リードで前半を終える。
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 後半に入って52分、ソシエダは敵陣深くでボールを奪った久保を起点に右サイドを崩すと、アランブルのクロスにベッカーが左足で合わせたが、惜しくもゴール左に外れる。

 68分には右サイドでボールを受けた久保の意表を突いたアウトサイドパスからメンデスが右足のシュートを放つも、I・マルティネスにブロックされた。

 その後は、バルセロナの猛攻を受けるも、集中力の高い守備で粘り強く対応してゴールを許さず。

 このまま1−0で終了し、勝利したソシエダはリーグ戦2連勝。なお、フル出場を果たした久保はこの試合のMVPに選ばれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部