世界最大1万トン級EVハイエンドスマート船が建造段階に―中国
中国南東部の江西省湖口県で5日、740TEUのEVオープンコンテナ船2隻の着工式が行われ、世界最大の1万トン級EVハイエンドスマート海洋船が正式に建造段階に入りました。
740TEU EVオープンコンテナ船は全長127.8メートル、型幅21.6メートル、型深さ10.5メートルで、ダブルエンジンとダブルプロペラ推進を採用し、最大航行速度は11.5ノットです。積載能力では、それぞれ標準の20フィートコンテナ約740個を収納するスペースが設置されており、輸送ニーズを十分に満たしています。さらに注目されるのは強力な動力源として10個のボックス型バッテリーを装備し、補助的に再生可能エネルギーを供給する太陽光発電システムを導入することで、運航中および貨物の積み下ろしのための接岸時にゼロ・エミッションを実現することです。
環境への配慮と積載能力に加え、一連のインテリジェントな機能を備えています。インテリジェントな統合プラットフォーム、スマートナセル(機械室)を搭載し、開けた水域での自律航行を実現することができます。リアルタイムの船舶周辺視野、全天候型航行視覚感知、航路計画、無人操縦、自律衝突回避、操縦モード切り替えなどの機能があります。
同船は2025年3月に正式に船台に乗せられ、2025年7月に進水し、初号線は2026年1月に運用を開始する予定です。(提供/CRI)