河村勇輝 グリズリーズ主力選手の故障続出で敵地遠征帯同 Gリーグデビューは持ち越しに
NBAグリズリーズは10日までに公式SNSを更新。敵地3連戦に向けて遠征に向かう選手たちの様子を投稿した。
グリズリーズは本拠地でレイカーズ、ウィザーズに2連勝を飾った。現地時間10日(日本時間11日)から1週間はブレイザーズ、レイカーズ、ウォリアーズと敵地3連戦が待っている。公式SNSでは敵地遠征に向かう選手たちの様子が公開された。そこには日本人4人目のNBA選手となった2WAY契約の河村勇輝の姿もあった。
この日は下部組織Gリーグのメンフィス・ハッスルの開幕戦だったが、グリズリーズは主力のデズモンド・ベイン、マーカス・スマートなどケガ人が多数いる状態。そしてレイカーズ戦で負傷した“エース”ジャ・モラントも関節亜脱臼と骨盤筋損傷で数週間の欠場が判明したため、今回の遠征に帯同したと思われる。
河村は前回の試合となった8日(同9日)の本拠地ウィザーズ戦で開幕から10戦連続のベンチ入り。最終Qに途中出場すると、ノールックバックビハインドパスでデビュー戦以来のアシストを決めてファンを湧かせた。さらにステップバック3Pシュートも沈めて、ファンと仲間が待ち望んだフィールドゴールも決めると会場を大熱狂させた。
ハッスルのTCスワースキー監督は「物事を理解するのがとても早いと思う。英語もとても上手くて、物事をよく理解している。コート上でも、とてもスピードのある攻撃ができる。そして自己中心的ではないから、グリズリーズにも適応できると思う。ユウキはチャンスが欲しい。おそらく先発でコートに立つことになる」と先発起用を示唆していたが、Gリーグデビューは持ち越しとなった。