雪に覆われたホグワーツ城=「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッター」Warner Bros. Studio Tour London - The Making of Harry Potter.

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 東京・練馬にある「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で初開催となるクリスマスシーズン限定の特別企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」がきょう9日よりスタート(2025年1月5日まで)。これを前に、報道関係者向けの内覧会が開かれた。

【画像】追い込み作業中や準備が整った内部の写真

 「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」は、映画シリーズ1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』で、主人公ハリー・ポッターが初めてホグワーツ魔法魔術学校で体験したクリスマスシーンを再現した特別企画。クリスマス仕様に彩られたホグワーツの「大広間」と、忠実に再現された24分の1サイズの「ホグワーツ模型」に雪化粧がほどこされた美しい姿を見ることができる。

 7日は飾り付け等の追い込み作業中の内部が公開された。本企画のために小道具の制作を手がけた、映画「ハリー・ポッター」、「ファンタスティック・ビースト」全シリーズの制作に携わり、スタジオツアー東京においても小道具制作のヘッドを務めたピエール・ボハナ氏をはじめ、英国からスタッフも多数来日。英国で約3ヶ月かけて制作され、日本へと運ばれたクリスマスシーンを彩るアイテムの数々を開梱して、丁寧に飾り付けたり、素人目にはまったくわからないほどの微調整のためにスタッフたちが話し合っていたり、映画の世界観を忠実に再現するための徹底ぶりを垣間見ることができた。

 8日夕方の時点では、ゲストを迎える準備がほぼ整い、大きなクリスマスツリーが立ち並び、ダイニングテーブルにごちそうが並べられた「大広間」と、雪に覆われた「ホグワーツ城の模型」が報道関係者にお披露目された。

■目を見張るほど豪華なクリスマスツリー

 「大広間」では、映画1作目『ハリーポッターと賢者の石』のクリスマスのシーンを完全再現。高さ5メートルのクリスマスツリーが左右4本ずつ計8本並び、さらに6メートルのひときわ目をひく大きなツリーが大広間の正面奥に飾られている。手作業で作られた1000を超えるオーナメントは、撮影当時のスタッフを再結集し、「オリジナル(映画)と全く同じように復元することにこだわった」と、ピエール・ボハナ氏。ツリーのトップには金色の大きな星が輝き、その下を飛び回る箒(ほうき)に乗った魔女も。ひとつひとつ手作業で作られたオーナメントがクリスマス気分を盛り上げる。

■ダイニングテーブルを埋め尽くすクリスマスの"ごちそう"やクリスマスアイテム

 ダイニングテーブルには、レイブンクロー&スリザリン側に、七面鳥、チェリーがちりばめられたハム、ローストポテトに山盛りのグリーンピース、グリフィンドール&ハッフルパフ側に、雪だるまの飾りがあしらわれたケーキやクリスマスプディングなど、イギリスの伝統的なクリスマスのごちそうがセッティングされ、その横に寮ごとに色分けされた小さなギフトボックスとクリスマスクラッカーが並べられている。

■クリスマスリースとガーランド

 今回は、3つのクリスマスリースが制作されました。2つは大広間のドアの外で、一番大きなクリスマスリースは、大広間の暖炉の上にあり、直径は2.4メートルで、69キロの重さがある。また室内には27本のガーランドも飾られている。

■雪に覆われたホグワーツ城

 一面真っ白な雪に覆われ、幻想的な雰囲気へと変身したホグワーツ城(模型)。雪は紙で作られ、映画撮影当時と同じように職人たちの手作業で設置された。鐘楼や窓枠に粉砂糖のようにまぶされ、細部までリアルな雪の質感を見ることができる。

■クリスマスシーズンを盛り上げるそのほかの企画

 昨年同様、エントランスロビーやエクステリアをライトアップを実施。期間限定のフードやグッズも数多く登場。グッズは、「ジンジャーブレッド・クリスマス」をテーマに、かわいい魔法動物や金のスニッチ、蛙チョコレート、お菓子でできたホグワーツ城、アイシングクッキーのツリーなど、クリスマスならではのモチーフが描かれた商品や、ヘドウィグがモチーフのあったかグッズ、プレゼントにもぴったりなコレクションがそろっている。