旅行代を少しでも抑えたい! 旅行するなら絶対に活用したい節約術

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旅行は日常から離れてリフレッシュしたり、家族や友人との新たな思い出を作ったりできる絶好の機会。「来月の連休には温泉旅行に行ってのんびりしたいなぁ」「来年の夏にはヨーロッパ旅行に行きたい」など、次の旅行に向けて計画を立てている人も少なくないのではないでしょうか。

一方で、旅行は交通費や宿泊費、現地でのアクティビティ代などまとまったお金がかかるのも事実。そこで今回は、旅行代を賢く節約するためのポイントを紹介します!

みんなは旅行にいくら使ってる?

旅行代を抑えるためのポイントをご紹介する前に、そもそも世の中の人々が旅行にいくらぐらい使っているのかを確認しておきましょう。

日本旅行業協会が発行しているデータブック「数字が語る旅行業2024」によると、国内旅行1回あたりの単価は、2023年の場合で、宿泊旅行は約6万3,000円、日帰り旅行は約1万9,000円。1人あたりの宿泊旅行回数は平均2.26回、宿泊数は4.77泊となっています。単純に1回あたりの宿泊旅行代約6万3,000円を回数2.26回で掛け算すると、年間15万円くらいを国内旅行に使っているということになります。

また、同データブックによると、2022年時点での海外旅行費用の平均は36万7,000円。内訳としては、航空券など出発前に支払った旅行参加費が20万2,000円、宿泊費や交通費などの現地旅行費が7万4,000円、お土産やショッピングが5万4,000円となっています。海外旅行においては、目的地に到着するまでの交通手段が、旅行代全体の半分以上を占めていることになります。

引用元:数字が語る旅行業2024

https://www.jata-net.or.jp/wp/wp-content/uploads/administrator/2024_sujryoko.pdf

飛行機のチケット予約はタイミングが肝心

さて、こうした前提を踏まえたうえで、ここからはどうすれば旅行代を賢く節約できるのかを考えていきましょう。

まず最初に考えたいのが、目的地までの交通手段をいかに安く抑えるかということ。特にしっかりと作戦を練りたいのが、飛行機のチケットです。なぜなら飛行機は、予約する時期やタイミング、購入ルートによって金額に大きな差が出るからです。

オンライン旅行予約サイトの大手であるエクスペディアの「旅行予約時のストレスに関する調査」によると、飛行機を予約した際、26%、つまり約4人に1人がお得な航空券探しにストレスを感じ、13%の人が、もっと安く予約できることを期待して、予約後に航空券の価格をチェックしたことがあると回答しました。

同社によれば、飛行機をリーズナブルに予約をするなら、国内線は出発日の8日〜29日前、国際線は出発日の13〜28日前がおすすめなんだそう。直前に予約する場合と比べると、前者は平均で約32%、後者は最大で9%、お得になります。

また、予約する「曜日」にもポイントが。飛行機のチケットを予約するなら、日曜日に予約をするのがおすすめ。逆に避けたいのは金曜日。同じエクスペディアの調査では、日曜日に予約すると、国内線のエコノミークラスでは平均で約40%、国際線のエコノミークラスでは平均約17%お得になることがわかっています。

セールから目的地を探すのも楽しい

また、年末年始やゴールデンウィークの旅行の場合、どうしてもカレンダーに左右されてしまいますが、個別に休暇を取得して飛行機で旅行に行くなら、出発日は木曜日がおすすめです。日曜日に出発する場合と比べると、平均で約21%もチケット代がお得になります。

また、航空会社や旅行会社が行っているセールを上手に活用するのもポイント。先に行き先を決めるのではなく、セールになっている航空券やツアーの中から目的地を選ぶと、リーズナブルに旅行ができるのに加えて、自分の中の選択肢になかった都市や国に旅行するきっかけにもなります。なかなか知る機会がないだけで、魅力的な観光資源に溢れた旅行先は日本にも海外にもたくさんあります。行き先をこだわりすぎず、「セールで出会ったのも何かの縁」と思って選んでみるのも楽しいですよ。

さらに料金を抑えたいなら夜行バスもおすすめです。近年では、女性専用のバスや仕切りやカーテンが設置された個室仕様のバス、トイレ付きのバスなど、ファシリティもサービスも進化の一途を辿っています。翌日の朝到着することが多いので、到着した日もフルに使えるのも夜行バスのメリットですね。

宿泊費を節約するポイントは?

そして、目的地までの交通手段と並んでお金がかかるのが宿泊費。国内旅行では、海外からの旅行客が急増していることで、東京や大阪・京都などの大都市をはじめとして軒並み宿泊費が値上がりしています。

海外旅行においても、多くの国で物価が上昇しているのに加え、円安のあおりもあって宿泊費は高くなるばかり。

そんな中、少しでも宿泊費をリーズナブルに抑えたいなら、何はともあれ比較サイトを使って料金を比較するのが必須。条件に合うホテルや旅館を見つけたら、キャンセル料が無料であることを確認したうえでまずは予約をしましょう。

そして、その後もこまめにサイトをチェック。もっとよい条件のものが出てきたら同様に予約し、もともとの予約をキャンセルします。「予約したら終わり」ではなく、もっと条件のよいものがないか、継続的にチェックすることが宿泊費の節約につながります。

また、ホテルや旅館ではなく、民泊やゲストハウスなどを活用するのもひとつの方法です。こうした民泊やゲストハウスはホテルや旅館に比べて広く、大人数が泊まれるものも多いので、家族や友人グループなど3〜4人以上で旅行をする場合には特におすすめ。キッチンがついていれば、自炊をすることで現地での飲食代も抑えることができます。

ローカルスーパーをフル活用しよう!

宿泊施設にキッチンがついている場合はもちろん、そうでない場合でも、ローカルスーパーを上手に活用することで飲食代を節約しましょう。

ホテルに無料の朝食がついていないのであれば、前日にローカルスーパーで朝食になるものを買っておきましょう。ご当地のパンやヨーグルト、牛乳などを探すのも楽しいですし、海外であれば日本にはないような珍しい果物もたくさん売っています。いずれにしてもホテルやカフェで朝食を食べるよりも出費を抑えられますし、部屋でさっと食べて出発すれば、その分、時間も有効に使うことができます。

ローカルスーパーはお土産探しにもぴったりです。チョコレートなど定番のお土産も空港や駅にある観光客向けのお店よりも安く購入できますし、その土地ならではのものやバラマキ土産なども見つけやすいのでおすすめです。

旅行にはどうしてもまとまったお金がかかりますが、工夫次第では、楽しみはそのままに出費を抑えることが可能です。次回の旅行の計画を立てる際には、ぜひこれらのポイントを取り入れてみてください。

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