立花孝志氏

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 政治団体「NHKから国民を守る党」党首で、兵庫県知事選(17日投開票)に立候補している立花孝志氏(57)が8日、国会内での定例会見で、動画投稿サイト「FC2」創業者の高橋理洋(りよう)容疑者(51)が同日までに京都府警に逮捕されたとの報道に触れた。

【写真】執行猶予判決にニヤリとするガーシー氏

 高橋容疑者は2022年7月の参院選で、NHKから国民を守る党の公認候補として全国比例(名簿8位)で立候補していた。立花氏は「ガーシー、山本太郎(れいわ新選組代表とは別人)、黒川敦彦(『つばさの党』代表)に続きまして、4人目の逮捕者が出ました。すごいことですね。全国比例の名簿9人中、4人目の逮捕者」と苦笑した。

 立花氏は、元参院議員のガーシー(東谷義和)氏(53)と、最初に連絡を取った時のことを振り返り「『高橋理洋さんが国際手配されているから、何とか立花さんの方から外務省とか法務省とかに話をして、逮捕できないように…入国できませんか?』と電話を受けて、なんちゅう相談やと。できるわけないやんと思った」とやりとりを明かした。

 ガーシー氏が2024年3月、執行猶予付きの有罪判決を受けたことを挙げ「日本に戻らされて逮捕されて勾留されて、裁判を受けて、ガーシー自身が日本のそういう司法制度っていうのはちゃんとしてる、変なことをしないっていうことを体験したことによって、高橋理洋さんも日本に戻ってきて日本の司法の判断を得ようとしたのではないか」と推察した。

 立花氏は「ガーシーの仲間がもう日本に帰って、日本で楽しくやっているのを見て、おそらく執行猶予が付くだろう、仮に実刑になっても1年、2年だろうというところで高橋理洋さん、お戻りになったんだと思います。無罪を争うよりも裁判で執行猶予を争う方が現実的かな」との見方を示した。

 高橋容疑者は、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで7日、韓国から関西空港に帰国したところを京都府警に逮捕された。

 立花氏は「2年前にNHKから国民を守る党の公認候補として、立候補した人ですので。これで9人中4人が逮捕されたと。なんていう党なんだ、と思う方も当然いらっしゃるでしょう。そこについては、真実を我々、発信するためにガーシーを擁立し、テレビで全然取り上げられないんだけど、議員になったら取り上げられた。そしてマイナスイメージを流布された」と強調していた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)