北朝鮮のロシア派兵、ウクライナ代表「戦争加担をただちにやめるよう」…国連人権理事会の作業部会
【ジュネーブ=船越翔】北朝鮮の人権状況を審査する国連人権理事会の作業部会が7日、ジュネーブで開かれ、各国が北朝鮮によるロシアへの派兵を非難する意見を表明した。
ウクライナの代表は、北朝鮮の派兵は明確な国際法違反だと強調し、「ロシアによる戦争への加担をただちにやめるよう求める」と主張した。チェコやラトビア、リトアニアなどの代表も北朝鮮を批判した。
ジュネーブ国際機関政府代表部の尾池厚之大使は、北朝鮮による拉致問題の即時解決に向けた具体的行動を求めた。作業部会による北朝鮮の審査は2019年以来5年ぶりで、勧告を盛り込んだ報告書が13日に採択される見通しだ。