兵庫県内「ドラマチックなもみじ狩り」オススメ3選 幻想的なライトアップや噴水との競演も!
秋も深まり、美しいもみじを楽しめる季節がやってきました。なかでも、夜間ライトアップは幻想的な雰囲気を演出し、訪れる人々を魅了します。
兵庫県内では、もみじとともに、噴水やアート、お寺などのさまざまな要素を組み合わせたイベントが登場。ひときわドラマチックな体験ができるようです。
神戸市立須磨離宮公園(神戸市須磨区)では、11月9日(土)〜12月8日(日)の期間で、3回目の開催となる「Suma Rikyu ルミエール2024 〜紅葉と噴水のファンタジー〜」を実施。期間中の土日祝日は、午後8時まで延長開園を行います。
植物園エリアには、和庭園や滝をはじめとした日本らしい自然の風景が。あたたかな光に包まれながら、11月中旬から見ごろをむかえるもみじが楽しめます。
神戸市灘区に位置する、ROKKO森の音ミュージアムと六甲高山植物園では、11月24日(日)までの期間、六甲山で開かれている現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」の一環として「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」を開催中。期間中は、土日祝日の午後5時〜8時で楽しむことができます。
同イベントでは、いままさに見ごろをむかえているもみじがライトアップされ、夜の森を彩るアート作品と共鳴。色とりどりの光が織りなす、フォトジェニックな景色が広がります。
神戸六甲ミーツ・アート事務局の岡本さんいわく、「『ひかりの実 in SIKIガーデン』や『キラ★キラ★キラリー〜夜の絵具を探せ!〜』といった、参加型のアートも魅力のひとつ」だそうです。
“もみじ狩り”という視点では、色づいた木々と隣り合う作品「Wind of Plants Hill」もおすすめ。籠(かご)を積み上げた作品で、外からだけでなく中に入って楽しむこともできるそうです。
書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ・姫路市)では、11月15日(金)〜17日(日)の3日間、「書写山もみじまつり」の一環として午後5時〜8時に摩尼殿(まにでん)周辺がライトアップされます。
圓教寺管理部長の高橋哲也さんは、本イベントについてこのように語りました。
「夜の静寂に包まれた書寫山の厳かな景色を、映画やドラマのなかで見ることはあっても、普段はロープウェイ運行の関係で夜に入山できないため実際に目にする機会は少ないと思う。映画のロケで使われた照明の当て方を活用しているので、その点も見て楽しんでほしい」(高橋さん)
なお、期間中は、昨年11月に摩尼殿が国の重要文化財に指定されたことを記念し、普段は年に一度しか公開されない本尊「六臂如意輪観世音菩薩」の一般公開が予定されています。
(取材・文=森本真由)