取材会を行ったが〜まるちょば・HIRO−PON(カメラ・古田尚)

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 サイレントコメディーアーティストのが〜まるちょば・HIRO―PONが8日、大阪市内で「が〜まるちょば シネマティック・コメディー JAPAN TOUR 2025」関西公演の取材会を行った。

 パントマイムの可能性を追求し続けて33年、が〜まるちょば始動から25周年だが「何年だろうが通過点です。ずっと行きっぱなしなので、折り返しもなくずっと通過点」と歩みを止めない。今回の公演の内容は秘密としながらも「予定としては2時間。休憩を挟んだ後半は新作です。今回も少しチャレンジなことを入れようと思っています」と見所を語った。

 舞台セットも、言葉はなく、たった1人で繰り広げる舞台。パントマイムをより多くの人に知ってもらうために、HIRO―PONは「自分がすげえなと思う作品を作りたいという思いだった」と明かす。若い時より身体能力は落ちていても、経験や人間としての力は増しており「そういうことを作品に昇華することができたら、いつまでもできる仕事。ライバルは落語と歌舞伎」と、日本の伝統芸能を挙げた。海外公演を経験し、舞台に足を運ぶ文化のある国で日本との違いを感じたそうだが「日本に帰ってきて待てよと。落語家さんが1か月同じ場所でソールドアウトしているのもあるし、歌舞伎もいい役者が出ると連日ソールドアウト。パントマイムは日本の文化ではないけど、パントマイムでお客さんを満足させることができるかできないかは僕次第。なので勝手にライバル視して、ライバル以上にお客さんが楽しめるものを」と意気込んだ。

 関西公演は来年1月26日に兵庫・アクリエ姫路中ホールで、3月8日、9日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。