ノックを受ける佐藤輝

写真拡大

 「阪神秋季キャンプ」(7日、安芸)

 阪神・佐藤輝明内野手(25)が7日、“秀太式時短ノック”で特守に取り組んだ。「日に日にというか、課題を持ってやっています。しっかり足を使って、いい流れで送球できるように意識して」と2回に分けた特守で、計35分間で117球のノック。同じく特守を受けた小幡、山田よりも10分短く切り上げた。見守った杉山オーナーからは「頑張って」と激励され、猛虎の主戦力として期待の大きさをうかがわせた。

 ノッカーを務めた田中内野守備走塁コーチは、佐藤輝へのノック時間短縮について、「彼の集中力が持つ時間。ダラダラやっても一緒だと思うので、集中してやらすっていうのを意識して。今日も早く上げましたけど、そういうのも考えながら」と狙いを説明。「数もやんないといけない。でも、数やりゃいいとも思ってないんで」と持論を展開した。

 秋季キャンプは第2クールに突入して、「継続して、やりたいことをやっていきます」と気合を込めた佐藤輝。魅力は打撃だけとは言わせない。守備にも磨きをかける秋にする。