練習後に取材に応じる藤田(撮影・田中太一)

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 阪神の藤田健斗捕手(23)が6日、秋季キャンプ初の休日を返上して打ち込んだ。5年目の今季は初の1軍昇格を果たしたが、試合出場はなし。まずは来春の1軍キャンプスタートを決めるため、今キャンプで存在感を示す。

 「1軍に食い込むっていうことで。春のキャンプで1軍に入れるように。秋のキャンプでアピールしてやっていくだけだと思います」

 午前10時過ぎにひとりタクシーから降りた。安芸ドームに入り、打撃マシンと対峙(たいじ)。「打ちたいから来ただけで。今やっていることを確認したかったというのもあるんですけど」と約2時間、黙々と打ち込んで汗を流した。

 高卒6年目となる来季。「危機感じゃないですけど、結果も出していかないといけない。まずはしっかり自分のやるべきことをやって」と、強い決意を胸にさらなる成長を誓った。