新ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」で共演の広瀬すず&松山ケンイチ
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 広瀬すずが、2025年1月スタートのTBS金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(毎週金曜よる10時〜)で、初の本格サスペンス主演を果たし、松山ケンイチと共演することが発表された。

 本作は、「イチケイのカラス」の浅見理都の同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が書かれており、事件の真相に迫るとき、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく。タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」はインド哲学の一節で、本作においては“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持つ、物語に通底する重要な言葉である。脚本を日曜劇場「半沢直樹」や Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」などの金沢知樹が手掛ける。

 「夕暮れに、手をつなぐ」以来約2年ぶり、2度目のTBSドラマ主演となる広瀬だが、本作のような本格サスペンスドラマで主演を務めるのは、俳優キャリア12年目にして初のこと。早くに母を亡くして以来、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生・山下心麦(やました・こむぎ)を演じる。父を殺した犯人として早々に逮捕された人物は、父が22年前に一家惨殺事件の犯人として逮捕した人物の一人息子。しかし、父が心麦に最後に遺した手紙には犯人に関する予想だにしないある言葉が記されており、徐々に明かされていく知らない事実に苦悩しながら、それでもなお、父を信じて突き進んでいく。

 広瀬は、演じる心麦について「ほっこりとした温かさのある女の子ですが、その一方で孤独な面もあり、味方になってあげたくなる子でした」と紹介し、「彼女の強い意志と、希望、そして迷いを丁寧に大切に演じられたらなと思います」と意気込みを明かした。

 そんな心麦とバディを組み、事件の真相を追う弁護士・松風義輝(まつかぜ・よしてる)に扮するのは、広瀬との本格的な共演は本作が初となる松山。「真っ当」に生きることを心がけ、刑事事件の弁護人として日々真摯に事件と向き合っているが、理屈っぽく余計なひと言が多いくせ者で、見て見ぬ振りができない世話焼きな一面もあるというキャラクターだ。そんな松風のもとへ「遺された手紙に松風の名前があった」という理由で突然依頼にやってくる心麦。松風は、面識も接点もない心麦の父がなぜ自分の名前を手紙に残したのかと不審に思いながらも、一途に父を信じる心麦を見て、協力することを決意する。

 松山は、広瀬との共演について「本格的な共演は初めてで、一緒にどういうふうに会話のキャッチボールを変化させていけるのか、すごく楽しみです」とコメントを寄せている。(高橋理久)

広瀬、松山ほかのコメント全文は以下の通り。

広瀬すず(山下心麦 役)

私が演じる主人公の心麦ちゃんは、ほっこりとした温かさのある女の子ですが、その一方で孤独な面もあり、味方になってあげたくなる子でした。彼女の強い意志と、希望、そして迷いを丁寧に大切に演じられたらなと思います。原作も楽しく読ませていただきました。ストーリーはまだ完結していないですし、台本を読んでいても、犯人誰? と、気になるばかりです。早く次の台本をください! という感じです。知るまで撮影現場ではきっと、共演の方々を観察し、疑い深い目で見てしまうかもしれません(笑)。また、タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」、その言葉の意味の奥底を突きながら、演じるゾクゾク感を楽しみたいし、視聴者の皆様も楽しんで頂けたらと思います。今回の登場人物は男性のキャストさんが多く、その中にポツンと大学生の女の子がいるという、それも凄く面白い絵図で、強く、逞しく心麦ちゃんとして生きようと思います。

松山ケンイチ(松風義輝 役)

僕の演じる弁護士の松風は、独特のこだわりがあったり、人と関わるのが得意なわけではなかったりと、色々な面があります。それが、広瀬すずさん演じる主人公や、これから発表されるほかの登場人物との接し方で、自分でも想像できないような表情が出てくるキャラクターだと思っています。松風というキャラクターをどう演じ分け、どういった表情を出していこうかと考えています。
広瀬さんとは本格的な共演は初めてで、一緒にどういうふうに会話のキャッチボールを変化させていけるのか、すごく楽しみです。
原作や台本を読むと、毎話様々な発見や驚きがあります。登場人物にはそれぞれに抱えているものがあります。事件への関連の有無を含め、犯人が誰なのか最初からずっと気になってしまいます。ストーリーがどんどん繋がっていく展開なので、視聴者のみなさんにはぜひ最初から最後まで楽しんでいただきたいです。

浅見理都(原作)

この漫画は担当編集をはじめ、色々な方の力をお借りしながらここまでくることができました。
ドラマの制作のプロの方たちが関わってくださることで、さらに面白い作品になると信じています。
心麦や松風が3次元の世界でどう物語を紡いでくれるのか、私も皆さんと一緒に観客の一人として
楽しんで見守っていきたいと思います。

中島啓介(プロデュース)

「誰が、父親を殺したのか?」
このドラマは、父親を殺されてしまった娘とその仲間が、真実を辿るサスペンスであり
ヒューマンドラマであり、「最愛の家族」についての物語です。
家族でさえも覗くことができない、人の心の奥に宿るものは、果たして希望なのか災厄なのか。
信じる気持ち一つを握り締め、逆境に立ち向かう主人公の逞しい姿に、
思わず胸が熱くなり、思わず胸が締めつけられるようなこの物語を、
是非最後まで、見守り、お楽しみいただけたらと思います。
キャスト・スタッフ一同、一生懸命頑張ります。宜しくお願いします。