――6位という結果をどのように捉えているか。
「目標を5位にしていたので、6位という結果に対しては少し修正が必要だと思うが、狙いとしては悪くなかった。順位が僅かに及ばなかった部分はシビアに受け止めつつ、振り返って反省していく必要があると思う」

――具体的な改善点はどういった部分か。
「長い距離への取り組みというところが挙げられる。夏合宿は長い距離への練習を行っていたが、シーズンに入ってからは合わせの練習が多くなり、長い距離への練習は何となく足りないと思っていたので今後はその練習方法を変えていきたい。箱根駅伝はハーフを走らなければならず練習内容もガラッと変えなければならないので、そういった部分は改善が必要かと思う」

――今日に関しては、足りていないと思っていた部分が露呈してしまったのか。
「特に6区7区で、区間の順位が2桁になってしまったので練習の足りない部分が出てしまった」

――距離だけでなくスピードも足りなかったということか。
「ある程度のペースを維持する練習が足りなかったかと思う」

――単独走は上手くいったのでは。
「5区以降は単独走になってしまい、駅伝を戦えたということもできるが、力的には負けている部分があった」

――シード権を獲得できたことは大きかったのでは。
「シード権を獲る獲らないで年間のスケジュールが大きく変わる。特に前期の選考会は本当に苦しいレースになるので、選考会に出場しなくてもいいというのは非常に助かる」

――残り2ヶ月箱根駅伝に向けて。
「ハーフマラソンの距離に対してしっかりと強化をしていきたい。山上りや下りといった部分も選手を見定めながら強化を進めていきたい」

――山本唯翔選手 (現在SUBARU) という力のある選手が抜けてしまったが。
「これからに向けて明るい材料も出てきたので、選手の育成についても考えていきたい」

――明るい材料とは。
「ヴィクター (キムタイ、3年) が23キロを走れるくらいに成長しているという部分。それに加え、山本唯翔はいなくなった穴を埋める選手として斎藤 (将也、3年) が出てきて、山本にも負けず劣らずの能力を持っている選手だと思うので、山上りの場面で彼の力を借りることができれば昨年以上の結果を出すことができるのかなと思う」

――改めて箱根駅伝への意気込みを。
「昨年総合3位に入ることができ、城西大学を応援していただいてる方は3位以上という結果を求めていると思うので、我々もそこを目指して練習に取り組んでいる。達成できるように身体ももちろん、メンタル面も強化しながらやっていきたい」