6回、遊直をダイビングキャッチで好捕した九産大・浦田(カメラ・宮崎 亮太)

写真拡大

◆明治神宮大会九州三連盟代表決定戦 ▽準決勝 久留米工大3―2九産大(2日・みずほペイペイD)

 巨人からドラフト2位で指名された九産大の浦田俊輔内野手(22)が2日、プロでのリベンジを誓った。明治神宮大会出場をかけた九州地区代表決定戦の準決勝・久留米工大戦に「1番・遊撃」で出場し3打数無安打2四球、1盗塁。チームは惜敗で春秋連続の全国出場を逃した。大学最後の試合を終えて「プロ野球で貢献して、九産大野球部に恩返しができれば」と誓った。

 赤く染まった頬を涙が伝った。浦田は三塁側ベンチ前に立ち尽くし、大学最終戦の地となったみずほペイペイDを目に焼き付けた。初回の挟殺プレーでの失策が決勝点につながり「今日負けた責任は自分だと思っている。本当に申し訳ないです」と潔かった。

 それでも水野スカウト部長が評価する「ガッツあふれるプレー」を随所に見せつけた。6回先頭の守備では三遊間への鋭いライナーを「反応で行きました」とダイビングキャッチ。裏の攻撃では四球をもぎ取り、すかさず二盗でチャンスメイクした。

 巨人では即戦力として期待され門脇、泉口、中山らとの競争に身を置くことになる。「チームを引っ張りたかった。これからもその姿勢を示して後輩に受け継いでいかないといけない」と決意表明した。(内田 拓希)