【独自】参拝しながら御朱印泥棒の“罰当たり”女 何度も盗んで最後に記念写真まで 被害額約5000円 和歌山
和歌山県の神社でカメラが捉えたのは、手を合わせながら周りをきょろきょろする挙動不審な女。
この女がした罰当たりすぎる行為とは…祈りながら神社の御朱印を盗む“お祈り御朱印泥棒”。
多賀神社・禰宜:
まったく、神様の前なのに「こういうことする人がいるんやな」と。
一体なぜ、神聖な場所で罰当たりなことをするのでしょうか。
「お多賀さん」の愛称で親しまれ、カラフルな風車やアートな御朱印が写真映えするとして有名な多賀神社。
10月25日午後4時過ぎ、神社に現れたバッグを3つ肩から提げた女。
さい銭箱の前に来ると、ジーっと何かを見つめています。
その視線の先には御朱印がありました。
多賀神社・禰宜:
(御朱印を)さい銭箱の上に取って帰れるように置いている。「お代金はおさい銭箱に入れてください」と。
すると女は、数枚の御朱印を手に取り、そのままバッグの中へ。
さらに欲しくなったのか、手を合わせたあと、また御朱印に手を伸ばします。
そのまま立ち去るのかと思いきや、戻ってくるとカメラでパシャリ。
思い出はきちんと残したものの、お金は残していったのでしょうか。
多賀神社・禰宜:
(さい銭箱を)開けたときに全然お金が入っていなかった。「あっ持って行かれたんだな」と。
盗まれたのはスギの木を使った切り絵など、合計約5000円分の御朱印だといいます。
多賀神社・禰宜:
こういうことは絶対やめてほしい。
心理学に詳しい専門家に話を聞きました。
明星大学心理学部・藤井靖教授:
「マジックミラー錯覚」が影響している。これはマジックミラーのように「自分は見えてる」けど、「相手から見えてない」と錯覚した状態じゃないと、こういう犯罪は起こらない。