フジテレビ上垣皓太朗アナを先輩アナが「容姿イジリ」→約4カ月後に大炎上のウラ
「めざましどようび」(フジテレビ系)の公式ユーチューブチャンネル「めざましmedia」で、7月上旬に公開された、CM中のスタジオでのやりとりを切り出した動画が物議を醸している。
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動画は新人の上垣皓太朗アナ(23)がお天気キャスターとしてデビューしたときのもので、スタジオの阿部華也子(28)、生田竜聖アナ(36)、西山喜久恵アナ(55)らが「Tシャツ、似合ってないね〜(笑)」「本当に23歳?」などと上垣アナの容姿をイジりまくる様子が収められていた。
この動画が、10月末になって〈全然笑えない〉などとX上で取り上げられるや、〈ルッキズム〉〈パワハラ〉などと大炎上に発展している。ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。
「ミスコンの是非や東京五輪の開会式での渡辺直美さんに対する侮辱的な演出案など、ルッキズム批判はネット上で非常に話題になりやすいテーマのひとつです。一般の人でも、“おまえは客前には出せない”などと言われたとルッキズムで不利益を受けたことへ怒りの投稿などをすると、ネットで大きく注目される傾向にあります」
今回の先輩アナの言動は、こうしたルッキズムの典型であると同時に、単なるイジリというより、確かに若手アナへのイジメやパワハラにも見える。しかし動画自体は7月にアップされたもの。それがなぜここに来て炎上したのか。
「フジテレビは、大リーグの大谷選手の自宅報道で、取材パスを取り上げられたにもかかわらず、ワールドシリーズの放映権を獲得し、午前中の生放送に加え、日本シリーズの時間帯にも再放送をぶつけるといった身もフタもないやり方で、このところ、ネット上でもかなり顰蹙を買っていました。そうしたフジへのネット上のネガティブキャンペーンの流れの中で、ある投稿者がフジの落ち度をネタにしようとこの動画の存在を発掘したことが発端だと思います」(井上氏)
■「推しアナグランプリ」
一方で、上垣アナ自身は、4月20日に放送された「FNS推しアナグランプリ」で司会の明石家さんま(69)に「ベテラン」「局長みたいな顔」などとさんざんイジられた挙げ句、「推しアナグランプリ」に輝き、むしろ淡々とこの状況をやり過ごしているようで、好感度を上げていた。
「もともと“老け顔”で注目された上垣アナですが、やはり今回の動画は、視聴者も相手も不快にさせないさんまさんのイジリとは違います。容姿端麗な先輩アナがストレートに容姿をイジって笑いものにすれば、それは炎上案件になりますよ。“甚平とか似合いそうな顔だよね〜”などとあしざまに言ったら不快に感じる人は多いでしょう。仮に上垣アナをイジって注目させてあげようという意図があったとしても、もう少し綿密にやらないと単なるイジメやパワハラに見えてしまっても仕方ありません」
動画のコメント欄は現在閉鎖され、「めざましmedia」は31日、「この動画を公開した当時から多くの方に視聴して頂いておりますが、公開から3ヶ月が経ち、厳しいご意見など様々なご指摘を頂くようになりました。私たちは今回寄せられたご指摘を真摯に受け止め、今後はより一層コンテンツ制作に留意してまいります」と声明を出したが、西山アナや阿部のインスタグラムのコメント欄が閉鎖されるなど、“延焼”は広がっている。
タレントのフィフィ(48)も、Xで「あれを番組の公式YouTubeチャンネルにアップして自ら炎上していくスタイル、マスコミが如何に感覚ズレてるのかが分かる」と苦言。果たしてこれはイジリか、イジメか、議論は続きそうだが発する側の“力量”によっても、その受け取られ方は大きく変わってくることは間違いないと言えそうだ。
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今回の日本シリーズをめぐって、NPBがフジテレビから取材パスをはく奪したことが話題になっている。●関連記事【もっと読む】露呈したNPBの傲慢とスポンサーへの媚びへつらい…フジテレビから“取材パス没収”のバカらしさ…では、その顛末について伝えている。