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無痛分娩などで使用され供給が不安定となっている局所麻酔薬「アナペイン」について、販売会社の「サンド社」が11月から一部の製品について出荷量が通常の状態に回復する予定だと発表しました。

局所麻酔薬「アナペイン」は長時間にわたり効果があり、副作用も少ないため無痛分娩や一部の手術で使用されています。

現在、国内では「サンド社」1社のみが販売していますが、製造所を海外から国内へ移す際に設備の不具合が発生したため6月から出荷量が減少し、回復の見通しが立たない状態が続いていました。

「サンド社」は、「アナペイン」について10月上旬に厚生労働省から製造所追加の承認を取得し、11月から一部の製品の出荷量が通常の状態に回復する予定だと発表しました。

その他の製品の出荷量は、現在20%に落ち込んだものが50%に、45%が60%に回復するということです。

サンド社は「医薬品の供給に支障を来しておりますことを深くお詫び申し上げます」「医療従事者の皆様への書面での連絡は時間を要することをご容赦ください」とコメントしています。