大型補強もシーズン3分の1で首位と10ポイント差に…アトレティコ主将MFコケ「僕たちは努力の仕方を知っている」

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 アトレティコ・マドリードの主将MFコケが、27日のベティス戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ラ・リーガ開幕から10試合無敗…と聞こえは良いものの、引き分けの数が『5』と勝ち切れないアトレティコ・マドリード。27日に行われた第11節ベティス戦では、立ち上がりにオウンゴールから先制点を許すと、大型補強でFWフリアン・アルバレスらを加えた攻撃陣は鳴りを潜めたまま、0−1でタイムアップ。今シーズンのリーグ戦初黒星となった他、今節勝利した首位バルセロナとの勝ち点差は『10』にまで広がり、4位に後退している。

 直近のチャンピオンズリーグ第3節リール戦にも敗れており、公式戦連敗に。スコアは最小失点で済んだが、内容も含めて完敗だった中、コケは「早々に不運な失点をしてしまい、それが響いた。前半は相手の方が優れていたが、チームがトライした後半は枠に2本嫌われている。反撃を試みたんだけどね…」と悔しさを滲ませた。

 また、シュート数が『3』に対して、被シュート数が『14』を記録するなど、圧倒された前半の45分間に言及。力負けだったと語ったコケは「前半をプレゼントしたか? そんな風には思っていない。序盤に失点した後、僕たちはトライしたんだ。ただ、彼らの前半の出来が素晴らしく、上回られてしまった」としつつ、「バルセロナとのポイント差は10。ラ・リーガの優勝争いに残りたいなら、この敗北に傷つきながらも続けていかなければならない。黙々とトレーニングに励もう。僕たちは努力の仕方を知っているはずだ」と巻き返しに向けた決意を述べている。

 今夏の移籍市場で、2億ユーロ(約325億円)以上を費やしたアトレティコ・マドリードが早くも正念場を迎えている。ミッドウィークにコパ・デル・レイの初戦を戦った後、来月2日にラス・パルマス戦、6日にパリ・サンジェルマン戦、10日にマジョルカ戦と中3日の連戦が続くが、踏みとどまることができるのだろうか。


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