29年ぶり再会にピーコさん涙…親交深かった俳優が追悼「印象的」だったことは
TBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)が27日に放送され、俳優・野村宏伸(59)からファッション評論家・ピーコ(本名杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんへの追悼コメントを紹介した。
野村とピーコさんは番組共演を機に、週1で食事する仲に。ピーコさんが44歳で悪性黒色腫の診断を受けて左目を摘出してからは、会えていなかったそうだが、18年放送の同局「爆報!THEフライデー」で29年ぶりに再会。野村が「あれだけの大変な大病というか、目を取ってしまって。どういうふうに接していいか分かんなくて。それで僕、ちょっと離れていった」と話すと、ピーコさんは「そうだと思う。どっかで野村くん何してるんだろうと思いながら生きてたから、うれしい」と涙を流していた。
訃報を受け、野村はサンジャポにコメントを寄せ「ピーコさんに会ったのは番組内が最後でした。その時はとてもお元気そうで、手土産の塩せんべいとどら焼きを“わあ〜!”とすぐさま開けて喜んでくれたのが印象的でした。楽しい時間を過ごさせていただいた方なので感謝しており、かなわないですが、もう一度お会いしたかったですね」と追悼した。
ピーコさんは9月3日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県の病院で死去した。79歳。横浜市出身。葬儀は近親者で行った。元マネジャーによると、昨年6月に認知症と診断され、高齢者施設に入所。今年8月中旬に敗血症のため入院すると、寝たきりとなり、そのまま誰にもみとられることなく息を引き取ったという。