9回、今宮の右越え適時二塁打で生還する川村(右)と周東(中央)=撮影・西岡正

写真拡大

 「SMBC日本シリーズ2024、DeNA3−5ソフトバンク」(26日、横浜スタジアム)

 ソフトバンク・周東の快足ぶりが再び注目を集めた。

 2点リードの九回1死一、二塁で今宮が右越え二塁打。打球判断に時間をかけた二走・川村に続いて、一走・周東が快足を飛ばしてほぼ同時に生還した。

 右翼への打球判断がしやすい一走・周東に対し、川村はボールが右翼手を越えたのが確実に分かってからスタートを切った。本塁へ滑り込んだ川村だったが、すぐ後ろで周東もスライディング。それでも、川村も驚きの表情だった。

 TBS系列で中継した解説の槙原寛己氏は「大谷選手が追い越されるんじゃないかというWBCを思い出しますね」と言えば、青木宣親氏も「めちゃくちゃ速いですね。膝痛いんですよね(笑)」と笑うしかなかった。

 九回に3点を返されたが逃げ切り勝利。結果的には周東の走塁も生きた形となった。