◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース6×―3ヤンキース=延長10回=(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、ワールドシリーズ第1戦の本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、8回の4打席目に同点につながる右翼フェンス直撃の二塁打を放つなど5打数1安打で、チームは延長10回に劇的なサヨナラ勝ちで、第1戦を制した。1点を追う延長10回2死満塁で、フリーマンが右翼席へ逆転のサヨナラ満塁本塁打。ワールドシリーズでの逆転満塁本塁打は史上初の快挙だった。

 第1戦を制したドジャース。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、7試合制のポストシーズンで第1戦を勝ったチームが勝つ可能性は191分の125で65・4%。1995年以降のワールドシリーズで第1戦を制したチームは29分の23、79・3%が頂点に立っている。

 2試合、3試合、2試合で試合会場を移す現行方式での7試合制のポストシーズンで本拠地のチームが第1戦を勝つと、101分の68、67・3%で勝っている。また、ワールドシリーズの初戦でサヨナラ勝ちした過去9チームのうち8チームが頂点に立ち、その確率は88・9%。様々なデータがあるが、いずれにしてもドジャースの20年以来4年ぶりのワールドチャンピオンへ向けて前進した。頂点まであと3勝だ。