ロレックス172本車ごと窃盗容疑、新たに2人逮捕 盗品売却役らか
高級腕時計のロレックス172本を積んだ配送中の車が盗まれた事件で、大阪府警は24日、いずれも職業不詳で、兵庫県宝塚市の尾崎拓真(33)と、韓国籍で住居不詳の黄裕司(40)の両容疑者を窃盗容疑で逮捕し、発表した。
府警は、尾崎容疑者がロレックスの処分役、黄容疑者が実行役とみて調べている。逮捕者は計7人になった。
捜査3課によると、2人は共謀し、5月21日午前8時45分ごろ、大阪市中央区内の路上で、ロレックス172本(計約2億8200万円相当)などを積んだワンボックス車1台を盗んだ疑いがある。認否は明らかにしていない。
尾崎容疑者は6月、宝塚市の貴金属店でロレックス1本を約177万円で売却。その後、店が盗品と気づいて通報したという。府警は他にも複数の処分役がいるとみて調べている。
盗まれたロレックスは、一部が売却されているのが確認されたが、大半は見つかっていないという。府警はこれまでに、事件の実行役や指示役とみられる男計5人を窃盗容疑で逮捕している。(田添聖史)