千葉県警察本部

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 千葉県鎌ヶ谷市の住宅に侵入したとして、県警は23日、東京都新宿区北新宿、保育士前田祐一郎(25)と葛飾区西水元、会社員河合優介(31)の両容疑者を住居侵入の疑いで逮捕したと発表した。

 前田容疑者は「闇バイト」に応募したと供述しており、県警は首都圏で相次ぐ強盗事件との関連を調べる。

 逮捕は前田容疑者が15日、河合容疑者が22日。発表によると、2人は何者かと共謀し、14日午前2時10分頃、鎌ヶ谷市の80歳代女性宅に窓ガラスを割って侵入した疑い。物音で住人に気づかれ、何も取らずに逃走した。県警によると、前田容疑者は14日夕に交番へ出頭。「X(旧ツイッター)で『資金調達』と検索して犯行に及んだ」と容疑の一部を認め、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で指示され、自身の免許証の写真を指示役に送ったと説明しているという。供述などから、県警は前田容疑者が実行役、河合容疑者が運転役だったとみている。

死亡男性の現金引き出し図る…横浜強殺

 横浜市青葉区の住宅で発生した強盗殺人事件で、実行役の1人が死亡した後藤寛治(ひろはる)さん(75)のキャッシュカードを使い、コンビニ店で現金を引き出そうとしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。神奈川県警は、実行役らが後藤さんから暗証番号を聞き出すため、執拗(しつよう)に暴行したとみて調べている。事件では千葉県印西市、宝田真月(まづき)容疑者(22)が強盗殺人容疑で逮捕され、他2人の実行役は「若い男」と供述しているという。この現場からは、千葉県市川市の強盗致傷事件で住人女性を監禁したとして現行犯逮捕された住所、職業不詳藤井柊(しゅう)容疑者(26)の指紋が検出されている。