得点力不足でも巨人ドラ1は関大・金丸夢斗⁉ 貧打解消の即戦力打者は2位以降で指名か
競合必至の金丸を射止める球団はどこだろうか(C)産経新聞社
DeNAとのCSファイナルSに敗れた巨人。今季はチーム防御率「2.49」、チームエラー数「58」がいずれもリーグ1位の一方、チーム得点数はリーグ4位の「462点」と低迷した。守り勝つ野球で勝ちを重ねたが、短期決戦で得点力不足が響いた。
【画像】押さえておきたい「2024ドラフトの目玉」たちを厳選! 注目選手のプレー写真&寸評を一挙紹介
DeNAとのCSファイナルSでは6戦合計9得点。1試合平均1.5点とその得点力不足を露呈し、リーグ優勝を果たしながらも日本シリーズ進出は果たせなかった。
昨季はリリーフ陣の不安定な投球が目立ち、オフに大型補強を実施。ケラーや泉圭輔などの新戦力の加入により、リリーフ陣の整備は上手くいったが、翻って今オフは打撃陣の補強が求められる状況だ。
坂本勇人や丸佳浩といった主力選手は高齢化が進んでいる。主力捕手の大城卓三はFA権を取得しており、チームの大黒柱・岡本和真の将来的なメジャー挑戦も囁かれている。こうしたチーム状況を鑑みると、24日に行われるドラフト会議では、長打が期待できる即戦力野手の獲得にも目を向けたいところだ。実際、巨人は昨年のドラフト会議で支配下選手として指名した5選手が全員大卒・社会人卒だった。
とはいえ、すでに巨人は大学球界ナンバーワン投手の呼び声が高い関西大の金丸夢斗を1位指名する方向で動いているようだ。今季15勝をマークした菅野智之のメジャー移籍の穴を埋めつつ、将来的な大黒柱としての期待を込めて金丸に白羽の矢が立ったのだろう。
1位指名が投手となると、大学球界ナンバーワン野手と評される明治大の遊撃手・宗山塁や、侍ジャパン学生代表の4番として存在感を見せた青山学院大の外野手・西川史礁の獲得はほぼ無理。2位以降で獲得できそうな選手としては、秋のリーグ戦でリーグトップの3本塁打を打っている國學院大の内野手・柳舘憲吾や、大学通算13本塁打を記録した早稲田大学の外野手・吉納翼などが挙げられる。それでも、早々に他球団に獲得される可能性も否定できない。サプライズ指名も含め、巨人がどのような野手を指名するのか楽しみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]