チェルシーのエースとなったパルマー Photo/Getty Images

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昨季はプレミアリーグ22ゴール11アシストを記録し、リーグ年間最優秀若手選手賞も受賞したチェルシーのコール・パルマー。今季もすでに6ゴール5アシストの数字を残しており、名実ともにチェルシーのエースと呼ぶにふさわしい選手へと成長を遂げた。

そんなパルマーに注目するのはサッカー界だけではない。『The Athletic』は、「コールド・パルマーの熱狂はアメリカまで達した。彼は世界的なブランドになれるのか」と題し記事を掲載している。パルマーのトレードマークとなった、両腕を押さえて寒そうな仕草を見せる「コールド・パルマー」のセレブレーションをNBAアトランタ・ホークスやMLBニューヨーク・ヤンキースの選手が真似をしたり、NFLミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソンがパルマーのシャツを掲げ、ゴールセレブレーションを真似する動画をInstagramに投稿したりと、アメリカのスポーツ界でもパルマーが人気者になっていることを同メディアは取り上げている。

また、スポーツ界以外からの注目度も高いようだ。英国の老舗ファッションブランド・バーバリーは、パルマーがバーバリーのダッフルコートを着てただ釣りをするだけの動画を制作。パルマーは一言も発さずにただ釣竿を持ったり、足を伸ばしたり顎をなでたりするだけなのだが、非常にクールな仕上がりになっている。

また、日本の家電メーカーである東芝、コンピューターゲームのパブリッシャーであるエレクトロニック・アーツなどがパルマーを起用した広告を行なっている。「コールド・パルマー」は、名前に反して非常にホットな存在となっている。

代表でチームメイトのジュード・ベリンガムはルイ・ヴィトンのキャンペーンに登場するなど、各方面と高額な広告契約を結んできた。パルマーはまだベリンガムほどの市場価値を持っていないようだが、さまざまな広告を席巻し、誰もが知るようなスーパープレイヤーとなる日がくるだろうか。ピッチ外でのパルマーの活躍にも注目したい。