MISIA

シンガーのMISIAが23日、都内で行われた「THE GIFT OF TIME−時と生きる−」ワールドプレミアイベントに登壇し、セイコーグループのアンバサダーに就任した。MISIAは「大変光栄です」と就任の喜びを語った。イベントではMISIAや日本を代表するトップクリエイターが多数出演するショートフィルムの初上映が行われた。

【写真】MISIAが出席した「THE GIFT OF TIME−時と生きる−」ワールドプレミアイベントの模様

セイコーグループは、様々なトップクリエイターと共に、「時」というテーマを通して日本文化を紐解くショートフィルム「THE GIFT OF TIME−時と生きる−」の制作を進めてきた。ワールドプレミアには、セイコーグループ株式会社代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCOの服部真二氏、出演者であるMISIAや建築家の隈研吾氏、そして「THE GIFT OF TIME」ディレクターのPaula Chowles氏が登壇。フィルムのテーマである「時」が、彼らの創作や哲学にどのような影響を与えているのかについて、トークセッションが行われた。

ショートフィルム上映会に続いて、本作に関するトークセッションが行われた。MISIAは、「素晴らしい映像でさまざまな時を刻まれておりまして、撮影している時は今この瞬間を感じながらお話しさせていただきました。映像になるとさらに遠い過去からのメッセージが同時に流れてくるような感覚になりました」と撮影の感想を語った。

イベントでは、MISIAが『セイコーグループアンバサダー』に就任したことが発表された。

アンバサダー就任の背景について服部真二氏は、「日本のトップアーティスト、ミュージシャンなのですが、私が1番に思っているのはさまざまな慈善活動をなさっている、アフリカまで自分の意思で出掛けていくことは素晴らしいなと感銘を受けました。我々セイコーもいろんな社会貢献事業をやっておりますが、そういう方々を我々自身も応援して一緒になって助けていきたいと思っています。素晴らしい素敵な感性と慈愛の心を持たれているMISIAさんはアンバサダーに一番ふさわしいのではないかと思ってお願いしたところ、快諾をいただきまして本当に光栄です」と起用理由を語った。

就任したことについてMISIAは、「大変光栄に思っております。服部金太郎さんの生涯を描いたドラマ『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』の主題歌を歌わせていただきまして、さまざまな歴史を勉強させていただき、正確な「時」を知る事ができました。それこそ大きなギフトだったと思います。それまで自然の時の中で生きていたものが“人の時”というものを私たちはつかむことができて、人生を歩むことができました」。

続けて、「その上で、私たちがどんな未来を抱いて時を刻んでいけばいいのか?

というのは非常に大きな生きる上での課題になると思うのですが、素晴らしい「時」の大切さを伝えていらっしゃるセイコーさんのお役に立てるように活動していきたいと思いますし、また新しいバージョンの『ゆびきりげんまん』も制作しておりますので、この歌がお役に立てたらなと思っております」と意気込みを語った。