地元の木材を使い、木の温もりを感じる空間の「MOKU KICHI(モクキチ)」が2024年10月23日、愛知県江南市の名鉄犬山線布袋駅の高架下にオープンします。



■親しまれた旧駅舎の雰囲気も…木の温もり溢れる「MOKU KICHI」オープンへ




「MOKU KICHI」は2022年、駅の高架化の工事が完了し、生まれたスペースを活用していて、地元の飲食店やスイーツの店などが並びます。




布袋駅は1912年(大正元年)に開業し、名古屋鉄道の駅で最も古い木造駅舎として親しまれてきました。




高架化にともない駅舎はなくなりましたが、新しい施設にはレトロな雰囲気のアーチがあり、駅舎で実際に使われていたものも残されています。




これまで通り地元の人に愛してもらいたいと、旧駅舎の一部を残しました。



■ハワイの人気グルメ「マラサダ」の店も




「MOKU KICHI」には手軽に楽しめるグルメもあります。1つは、これからの季節、恋しくなるほっかほかの焼き芋です。全国焼き芋グランプリで入賞を果たしたこともある「お芋処~えんむすび~」は、ねっとり濃厚な「蜜郎」という品種を使った焼き芋に、焦がした砂糖のカリカリ食感がたまらない「焼き芋ブリュレ」などがおススメです。




お芋処~えんむすび~の店長:
「結構寒くなってきた季節ですし、学生さんも多いという特徴もございますので、お芋で温まっていただき、心も温まってもらえればなと」

愛知県産の小麦などを使ったドーナツが自慢の「ハピまるDonut」は、ハワイで人気のマラサダドーナツで、かぼちゃを使ったふわふわもちもちな優しい味です。




名古屋鉄道の担当者:
「布袋を盛り上げたいと、熱い思いを持ったテナントさまにお集まりいただいております。『MOKU KICHI』の『KICHI』にも由来する通り、地域の交流の中心、賑わいの拠点になっていきたいと考えております」

地域活性化の期待も担うMOKU KICHIでは23日に5店舗がオープンし、今後さらに増える予定です。



■駅周辺の開発強化する名鉄…24年は神宮前駅や東岡崎駅にも





 名鉄はこうした駅周辺の開発に力を入れています。名鉄瀬戸線の高架下にある「サクマチ」商店街。

2024年は4月に、東岡崎駅に商業施設「SWING MALL(スイングモール)がオープンしました。

神宮前駅には9月に「あつたnagAya(ながや)」がオープンし、にぎわいを見せています。

今後も、名古屋駅地区の再開発など大型プロジェクトが控えていて、沿線や地域に人を呼び込みたい狙いです。