「松本人志への義理立てが致命傷か」誕生日に復帰待望論で沸く小沢一敬“それでも活動再開が厳しい訳”

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今年1月から活動を休止している『スピードワゴン』の小沢一敬が10月10日に51歳の誕生日を迎え、ネットでは誕生日を祝う声と復帰を願う声があがっている。

小沢の誕生日当日、相方の井戸田潤(51)がラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)にゲスト出演した。そこで井戸田は小沢のことに触れ、放送日の朝に小沢へ

ドアラのスタンプで。ハッピーバースデーって」

LINEを送ったことを明かした。

《#松本リターンズ》がトレンド入り

小沢からはすぐに返信があったというが、ネット上では、

《小沢さん、お誕生日おめでとうございます  一日も早い復帰をお待ちしています!》

《小沢さんお誕生日おめでとうございます! 甘〜い名言、また聞かせてくださいね 待ってますよ〜》

などと、小沢の復帰を待ちわびる声が多数寄せられた。

また、小沢の誕生日祝福コメントには《#小沢一敬リターンズ》や《#ハッピーバースデー小沢さん》のハッシュタグが付けられ、同じく芸能活動休止中の『ダウンタウン』松本人志の復帰を願う《#松本人志リターンズ》も併記されており、Xでトレンド入りを果たした。

なぜ今、小沢復帰待望論が巻き起こっているのか、スポーツ紙記者によれば

「『松本問題』の当事者の1人ではありますが、明らかになっているのは女性をアテンドしたということだけです。たしかに、謹慎するほどの“そんなに悪いことをしたのか”という思いのファンはいると思います。と同時に、松本さんの裁判が遅々として進まず、時間が経つにつれ騒動の記憶が薄れてきているのも事実です。

最近は芸能に関する話題は飽きられるのが早くなっていますから。世間の人の中には“もうどうでもいい”と思っている人も少なくない。復帰待望論というより実際は、“もういいんじゃないか”くらいの気持ちだと思います」

小沢に“早く戻ってきてもらいたい”と切に願っている人は少ないだろうと分析する。また、こんな見方も……。

自ら活動休止を発表したツケ

「SNSでのあのような“復帰待望論”的な投稿は、“近しいところ”からの“観測気球”の場合もあります。SNSを見てテレビ局がどう動くか注視しているのかもしれません」(ウェブマガジンライター)

では、テレビの関係者はどう考えているのだろうか。キー局でバラエティ番組を担当するプロデューサーによれば、

「小沢さんはテレビ、ラジオでレギュラー番組をいくつか抱えていましたからね。局側が判断する前に、自ら活動休止を発表してしまったので、局としても出演している番組の構成などの変更を考えねばならず、局に迷惑をかけたわけです。松本さんの裁判の結果次第にかかわらず、再び出演依頼をすることは考えにくいです。彼が抜けた穴埋めは十分できていますしね。

小沢さんに限ったことではないですが“どうしても彼じゃないと”というタレントではない。彼を出演させて、もしかしたらクレームが来るかもしれないことを考えたら、そんなリスクは冒せません」

そのうえで、「松本はともかく、あの状況で小沢が活動休止を申し出るのは早計であって、その前にアテンドした事実を認め、素直に謝罪していれば、こんな事態には至らなかっただろう」と見立てを語った。

松本に義理立てした結果なのだが、本人も事務所も判断ミスのそしりは免れない。再びテレビで小沢の姿を見るには、もうしばらく時間がかかりそうだ。

取材・文:佐々木博之(芸能ジャーナリスト)