復帰に向けてリハビリ中の伊藤洋輝 photo/Getty Images

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バイエルン・ミュンヘンの伊藤洋輝の復帰時期が予定よりも遅れる可能性が出てきているようだ。

今夏シュツットガルトから欧州屈指の名門バイエルンに完全移籍で加入し、ステップアップを果たした伊藤だったが、7月末に中足骨を骨折。それ以降は復帰を目指してリハビリに取り組んでいた。

そのリハビリも順調に進み、チーム練習への合流も間近と見られていた14日(現地時間)に、伊藤はスプリントトレーニングの際に右太ももを痛めてリハビリを中断。バイエルンの関係者はドイツ紙『Bild』の取材に対して「イトウに怪我はない」と説明したが、その15日以降伊藤は練習場に姿を現していないことから同選手の状態に注目が集まっている。

こうした中、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が改めて『Bild』の取材に応じ、伊藤の状態について以下のように語った。

「一歩後退し、その後で二歩前進するといったことはプレシーズン中に手術を行った選手にはよくあることなんだ。今のところ悪いことは何も起きていない。そして、予定が大きく変わるということもないと思っている」

『Bild』によると、当初バイエルンは伊藤が今月下旬にはチーム練習に合流できると見込んでいたようだ。そして、コンパニ監督も現時点でこの予定が変更される可能性は低いと考えていることが発言から窺えるが、果たして伊藤は指揮官の見立て通り今月中に復帰できるのだろうか。