目玉焼き、スクランブルエッグ、ハムとチーズ入りオムレツ。朝食の卵料理として定番中の定番ばかりですが、もしこれらを食べていたら「時代遅れ」と思われているかもしれません。どうやら、世代によって卵料理に対する概念が変わってきているようです。

↑そのうち朝食から消える?

 

日本人は卵好きですが、英国人も卵が大好き。英国の約2000人を対象に行われた卵料理に関するアンケートで、英国人は平均で週に5個の卵を食べていることがわかりました。しかも、ベビーブーマーは週に平均4個だったのに対して、Z世代は平均6個と、若い世代のほうが卵をよく食べているのです。

 

しかし、Z世代が実際に好んでいる卵料理は、目玉焼きやスクランブルエッグといった、いわゆる卵料理の王道とは違うことも明らかになったのです。

 

Z世代に人気の朝食の卵料理

1位 ポーチドエッグ(61%) 2位 つぶしたアボカドとポーチドエッグ(20%) 2位 朝食用ブリトー(20%) 2位 オムレツ(20%) 5位 ほうれん草入りエッグホワイトフリッタータ(18%) 6位 シャクシューカ(トルコ風卵料理、13%) 7位 チョリソー&卵入りロティ(13%)

 

卵の定番料理であるポーチドエッグが1位に、オムレツが2位に入っているものの、それ以外は少し手のこんだ、おしゃれな料理ばかり。アンケート回答者の10人に1人は「朝食の卵料理を写真に撮ってSNSに投稿するのが好き」と答えており、22%が「TikTokとInstagramが新しい卵料理を試すきっかけになった」と答えていることからも、よりビジュアルのいい卵料理が好まれているのかもしれません。

 

また、Z世代の32%が「目玉焼きサンドイッチ」を時代遅れであると回答。「スクランブルエッグ」や「ハムチーズオムレツ」も2割弱が「時代遅れな料理」だと答えていました。

 

目玉焼きやスクランブルエッグは、不変の卵料理と思われていたかもしれませんが、もう数十年も経てば、もしかしたら朝食のメニューから消えていくことになるのかもしれません……。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Gen Z shun fried and boiled eggs as younger people opt for fancier options - but HOW do you like them cooked?. October 10 2024