切り方変えると目に沁みない!?「涙が出にくい玉ねぎの切り方」に挑戦!トントンじゃなくてシュッシュッ⁉

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バラエティ番組『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』は、さまざまな分野のプロフェッショナルが登場し、目からウロコの神情報を届ける番組。6月15日の放送では、包丁コンシェルジュのおいりさんが「涙が出にくい玉ねぎの切り方」を伝授していました。いろんな料理で活躍する玉ねぎですが、切る際に目がしみるのが難点。ところが切り方を変えるだけで解決するそうです。とても簡単なので、筆者も検証してみます!

【料理の裏ワザ】体感的には秒で終わる「玉ねぎのみじん切り」試してみた♪先の細い包丁で芯を残して…


『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』公式X(旧Twitter)がこちら!



番組の公式X(旧Twitter)に、6月15日放送回の様子がポストされていました。包丁の神こと、包丁コンシェルジュのおいりさんが登場し、包丁の研ぎ方や野菜の切り方を披露。ショート動画の後半で、おいりさんが「涙が出にくい玉ねぎの切り方」で、切っている様子を見られますよ。



ちなみに、おいりさんは、こちらのX(旧Twitter)の画像左に写っている方。調理師学校の日本料理講師を経て、包丁研ぎ師として活躍。現在は包丁コンシェルジュとして、自身のYouTubeチャンネル『包丁料理人おいりoiri_kitchen』や、さまざまなメディアを通じて包丁の魅力を発信しています。

玉ねぎを切ると目にしみて、勝手に涙が出てきますよね。特にカレーを作る時は玉ねぎを大量に切るので、筆者はいつも困っていました。そのため、この情報は使える!とホクホク♪

おいりさんが伝授した「涙が出にくい玉ねぎの切り方」は、とても簡単な切り方でしたよ。紹介していた通りに、玉ねぎを切ってみます!

刃渡りを広く使って切るのがポイント!「涙が出にくい玉ねぎの切り方」



今回はいつもの切り方と、おいりさん直伝の「涙が出にくい玉ねぎの切り方」を比較するため、半分に切った玉ねぎを2個用意しました。まずはいつもの切り方で切ってみます。

【いつもの切り方】

まずは、普段通りに玉ねぎを薄切りにしてみます。刃の真ん中あたりを玉ねぎに真っすぐ入れて、切り始めます。



そのまま少し力を入れて、まっすぐ下に包丁を下ろします。トン!と刃がまな板に当たったら、包丁を横にずらして、トントントンと薄切りを続けます。



今回使った玉ねぎは、それほど目にしみることはありませんでした。とはいえ、生の玉ねぎ特有のツンと来る刺激的な香りが鼻に広がります。もっと香りが強かったら、涙に変わっていたかも。



1/2個分の玉ねぎをすべて薄切りにしました。薄切りにした玉ねぎは、重なっている鱗片がばらけることなく、まとまった状態で切れました。

そして特徴的だったのが、包丁についていた玉ねぎの水分。包丁の一部にしか、水滴がついていませんでした。上の画像だと、包丁の刃が反射して水滴が見えづらいのですが…。玉ねぎの鱗片で囲った範囲がありますよね。その内側だけに水滴が付いている感じだったんです。

刃渡りの真ん中だけを使って切っていたのが、よくわかりました。



【涙が出にくい玉ねぎの切り方】

次は『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』で、包丁コンシェルジュのおいりさんが教えていた「涙が出にくい玉ねぎの切り方」を試してみます。

玉ねぎに当てるのは包丁の刃先!一刀目から、包丁の使い方が違ってビックリ。



そのまま刃先を奥にスライドする感じで、力を入れずにスーッと押します。刃がまな板に着いた時はトンという音がせず、静か。包丁の刃渡りを、最大限に使うイメージで切るのがポイントですよ。



そのまま包丁をずらして、薄切りを続けます。シュッシュッというわずかな音が聞こえるかな?と思うくらいで、とても静かに切り進められました。

番組では涙が出ないという証拠に、おいりさんが玉ねぎに顔を近づけて切っていたので、筆者もマネしてみました。確かに目を近づけても痛くなく、玉ねぎの香りも穏やかです。不思議!



切り終わった包丁を見てみると、刃渡り全体が玉ねぎの水分で濡れていました。そして、切り終わった薄切り玉ねぎはなぜかバラバラに。

筆者の「いつもの切り方」と「涙が出にくい切り方」。薄切り玉ねぎのばらけ方と包丁の水滴の付き方に、はっきりと違いが現れました。

「いつもの切り方」と「涙が出にくい切り方」の薄切り玉ねぎを食べ比べ!



まずは「いつもの切り方」の薄切り玉ねぎから食べてみます。薄切りにしたつもりでも、手に持ってみると少し厚かったかな、と思えるくらいの厚さ。

食べてみると、生の玉ねぎ特有の辛味と強い風味が口から鼻に抜けます。これは水に晒してから使いたい!と思う味わいでした。

ちなみに、包丁を上から下へと落とす切り方は、玉ねぎに含まれる硫化アリルが空気中に出やすいのだそう。そのため、目を刺激して涙が出るのだと、おいりさんが解説していました。



次は「涙が出にくい切り方」の薄切り玉ねぎを食べてみます。手に持ってみると、こちらの方が断然薄い♪透けて見えるくらいに薄く切れました。

食べてみると、先ほどと同じ玉ねぎなのに、辛さがマイルド。まったく辛くないわけではありませんが、食べた瞬間に辛い!と感じないレベルに和らいでいます♪これなら水に晒さなくても、そのまま使えそう。

番組では「涙が出にくい切り方」の薄切り玉ねぎを、小泉孝太郎さんが試食。「玉ねぎの、そのままの味でいいですね」と味に太鼓判を押していましたよ。

刃渡り全体を使って軽~く押し切りすれば涙が出ない♪



バラエティ番組『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』で紹介していた「涙が出にくい玉ねぎの切り方」は、刃渡りを広く使って、軽い力で押し切りにするのがポイントでした。

包丁を上から下に動かしてストンと切る切り方だと、玉ねぎの成分・硫化アリルが出やすいとのこと。それが目にしみるのを避けるためにも、ぜひ軽い力で押し切りにしてみましょう♪

目にしみないだけではなく、玉ねぎの辛味も和らぐので一石二鳥ですよ!この記事を参考に、ストレスフリーな玉ねぎの切り方を取り入れてみてくださいね。