立花孝志氏 足立康史氏、杉田水脈氏に出馬オファー「もし気が変わったら」 N党は衆院選「静観」表明も
政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)が11日、国会内での会見で、衆院選(27日投開票)に対する対応について「今のところ党としての公認を出さない。小選挙区比例代表を含めて出さない」としながらも、政界引退を表明した足立康史前衆院議員(58)と、衆院選に出馬せず2025年夏の参院選に出馬することを示唆した自民党の杉田水脈(みお)前衆院議員(57)にラブコールを送った。
N党は、衆院選和歌山2区に立候補している無所属新人の本間奈々氏(55)に推薦を出しているが「積極的に選挙運動をするわけではない。今回の総選挙においては、NHKから国民を守る党は基本的に静観するという方向」と説明した。
立花氏は理由として「党内の混乱というのもありますし、ちょっとゆっくりと今の政局を見ておきたいと。今ここで我々の主張をしていくよりも、あえて候補者を出さない方が有利であると判断しています」と述べた。
作家の百田尚樹氏(68)が代表を務める政治団体・日本保守党にも協力を打診。「事務的な協力とか国会議員2人をうまく使って国政政党として立候補されたらどうですかという打診はしていましたが、特段それに対する返事はいただいてはいない。返事がないということは、必要ないということでしょう」とした。
足立氏や杉田氏に、衆院選への出馬を打診したという立花氏は「足立先生に関しては、もったいないなと。ただ、政治家って引退してもまた復活する人いっぱいいますから。足立先生もまた復活っていう…」と、ラブコールを送った。
足立氏は6日、自身のX(旧ツイッター)で衆院選に出馬せず、政界引退を宣言。杉田氏は11日、自身のXで今後について「衆院選が終わったら来年の夏に向けて始動します」と参院選へのくら替え出馬をにおわせている。
立花氏は「杉田先生にも足立先生にも、私どもは13日までに返事をいただければ14日に動いて(公示日の)15日の夕方の5時までには届出を出せるだけの事務処理能力があるので、もし気が変わったら、ということは言っております」と、心変わりを期待していた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)