滞りなく試合を進めたキム・ジョンヒョク主審。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 2024年10月10日(現地時間)、北中米ワールドカップのアジア最終予選で森保ジャパンがサウジアラビアに2-0と勝利。中東でのゲームと言えば、酷暑に加えて、レフェリーのジャッジ(いわゆる中東の笛)に悩まされるのがお決まりだが、今回は不可解なジャッジがほぼなかった。

 この試合で主審を務めた韓国人のキム・ジョンヒョク氏は一貫性という点でややバラツキもがあったが(どちらかというと日本寄りにも見えた)、無駄な笛は少なく、試合を滞りなく進めた印象だ。
 
 主審が悪い意味で目立つと、試合そのものが壊れてしまう。過去、そんなケースはいくつもあっただけに、キム・ジョンヒョク氏のジャッジには好感が持てた。ピッチで戦った選手がどう感じたかまでは分からないが、観る側はレフェリーの笛によるストレスをほとんど感じなかったのではないか。

 試合を円滑に進めたという点で、キム・ジョンヒョク氏の振る舞いは評価できる。何より悪い意味で目立たなかったのが素晴らしかった。陰のMVPとも言えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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