途中出場の小川にもゴールが飛び出して日本が快勝。ついに鬼門の地で初白星を挙げた。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 危なげないゲームマネジメントできっちり3連勝を飾った。

 現地10月10日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第3戦が各地で開催され、日本代表は敵地ジェッダでサウジアラビアと対戦した。14分に堂安律のクロスから三笘薫→守田英正と落として最後は鎌田大地が決めて先制。その後は勢いに乗る相手に押し込まれる時間帯もあったが耐え凌ぎ、後半に入っても抜群の安定感で時計の針を進めた。そして81分には右CKから途中出場の小川航基が頭で追加点を奪って勝負あり。日本は過去3戦全敗の鬼門で2−0の快勝を収め、手堅く3ポイントを積み上げた。
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 日本と同じグループCを戦う中国のメディアもそのパフォーマンスに興味津々だ。専門メディア『直播吧』は「グループCで日本と覇権を争うはずのサウジアラビアでさえ歯が立たなかった。ボール保持を高めて攻め込んでも跳ね返され、ホームアドバンテージを活かせずに完敗を喫したのだ」と伝えた。
 
 さらに、日本が27分にみせたプレーを絶賛。サウジが立て続けに3本のシュートを放つも、日本守備陣がいずれも複数の選手で身を挺してブロックしたシーンである。『直播吧』は「まるで人間の壁が動いているようだった。日本の守備は難攻不落だ」と持ち上げた。

 3連勝の日本は勝点を9に伸ばしてグループCの首位を維持。次なる第4戦は10月15日、勝点4で2位に浮上してきたオーストラリアと埼玉スタジアムで雌雄を決する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部