◆26年北中米W杯アジア最終予選▽第3戦 サウジアラビア0―2日本(10日、サウジアラビア・ジッダ)

 日本は敵地でサウジアラビアを2―0で下し、W杯最終予選3連勝を飾った。

  森保一監督は「非常に厳しく、難しい闘いでした。選手たちがタフな闘いになると覚悟してくれ、粘り強く今回も戦い抜くということをやった結果。日本は日々、成長している」と試合後に語った。

 観衆56283人が詰めかけた完全アウェーの中、前半14分にMF堂安律の右クロスをMF三笘薫が左足ダイレクトで折り返し。MF守田英正がペナルティーエリア右からヘディングでゴール前につなぎ、MF鎌田大地が左足で先制ゴールを決めた。日本が敵地・サウジアラビア戦で得点を上げたのは4戦目で初。

 前半27分には相手に中央突破され、3人連続でシュートを打たれたが、日本は複数人でブロックしてピンチを防いだ。42分にはDFアブドゥルハミドの強烈シュートを鈴木が好セーブした。

 後半から南野に代えてMF伊東純也を右ウィングバック(WB)、鎌田に代えてMF前田大然を左WBで投入。一方で相手は4―3―3から3―5―2に布陣を変更し、2トップを中心に攻勢をかけてきた。

 同31分には上田に代えてFW小川航基が途中出場。2分後、小川の強烈な右足シュートは相手にブロックされた。それでも、同36分には伊東の右CKから小川が豪快なヘディングシュートを決め、リードを2点に広げた。

 小川のゴール直後から5万6000人以上のサウジサポーターは席を立ちはじめ、帰宅の途についた。試合は7分のアディショナルタイムを経て終了。これまでは苦杯続きだった場所で快勝した。

 日本は9月に中国、バーレーンに計12得点無失点で連勝スタート。過去3戦3敗と鬼門だった敵地・サウジアラビア戦を2―0で制し、同予選で3連勝した。

◇アジア最終予選 日本の日程

2024年

9・5  中国(7〇0)H

9・10 バーレーン(5〇0)A

10・10サウジアラビア(2〇0)A

10・15オーストラリアH

11・15インドネシアA

11・19中国A

2025年

3・20 バーレーンH

3・25 サウジアラビアH

6・5  オーストラリアA

6・10 インドネシアH