【漫画】「俺1人で十分っす」 “自信満々”な若手のボード職人 仕事の“出来栄え”に驚きの結果<作者インタビュー>
工事現場にいる若い職人の「あるある」を描いた漫画「ボード職人の兄ちゃん」が、Instagramで1万3000以上のいいねを集めて話題となっています。
工事現場に来ていた、ボード職人の若い男性。「これぐらいの現場なら、俺1人で十分っすわ」と言って、作業を始めました。しかし、その格好をつけた仕事ぶりを見守っていると…。読者からは、「これが、若気の至りというやつでしょうか…」「どの職種にもいますよね」「仕事は丁寧に、正確に!」などの声が上がっています。
「勘違いから生まれる自信」は若者の強み
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、イラストレーターの福田雄一さんです。福田雄一さんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「ボード職人の兄ちゃん」を描いたきっかけを教えてください。
福田雄一さん「現場では若い人から年配の人まで、さまざまな人と接する機会があります。今回は、若者が主役の作品を描いてみました」
Q.ボード職人のお兄さんは、何歳ぐらいでしたか。
福田雄一さん「恐らく、20歳前後だと思います」
Q.福田さんはこの後、お兄さんに注意や指導をしましたか。また、作業はやり直したのでしょうか。
福田雄一さん「私はこのとき現場にはいなかったのですが、もちろんその場で指導はしたそうです。すぐにやり直していたようですが、お互いに余計な仕事が増えましたよね。
今の時代、若者と接する際はパワハラにならないように気を遣っていますが、仕事は仕事なので、伝えるべきことはきちんと伝えています。それでも変わらない場合は、二度と仕事を依頼しません…」
Q.「若い職人あるあるだよね」というコメントがありましたが、福田さんもそのように感じますか。
福田雄一さん「仕事はきちんとしてほしいですが、よくも悪くも『勘違いから生まれる自信』は、若者の良さや強みだと思っています。自分も含めて、若いときは自分の力を過信する傾向にありますよね」
Q.逆に、「こんなことができるのか!?」「すごいなあ」と若い職人さんに感心した出来事はありますか。
福田雄一さん「最新のコンテンツに関しては、若者が言うことを信頼しています。特に、スマホの便利な使い方などは若者から教わることが多いです」
Q.漫画「ボード職人の兄ちゃん」について、どのような意見が寄せられていますか。
福田雄一さん「『若い子あるあるですね』『どの業種にもいます』など、共感の声が多かったです」