PS初出場の大谷翔平、WBCと「比べることはできない」3ラン含む2安打3打点で勝利に貢献「本当に楽しいゲームだった」

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大谷が初のポストシーズンの舞台で結果を残した(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間10月5日(日本時間6日)、パドレスとの地区シリーズ初戦に「1番・DH」で先発出場。5打数2安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

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 0‐3で迎えた2回二死一・二塁の第2打席、パドレス先発のディラン・シースから飛距離372フィート(約113.3メートル)、打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、角度25度で右翼席へ運ぶ同点3ランを放った。

 大谷は本塁打を確信してバットを放り投げ、雄たけびを上げ、ガッツポーズも見せた。日本選手がポストシーズン初出場で初本塁打を放ったのは初めての快挙となった。地元メディア『SportsNet LA』はXで、大谷の試合後のインタビュー動画を投稿している。

 同点3ランの打席を振り返り「最初から先制点を取られて、相手も球界の中でもトップクラスの素晴らしい投手ですし、そういうピッチャーからああいうところで打てたというのは、自分としてもすごく特別だった」と話した。

 WBCや日本でのプレーオフの舞台と比べてどうかという質問には「比べることはちょっとできないかなと思うんですけど、1年間戦い抜いてきたファンの人たちと、ポストシーズンを戦う特別なこと。比べられないですけど、同じくらい特別だった」と返答した。

 自身初のプレーオフでも変わらず打席に集中した。「興奮する中で、自分の打席、自分のスイングというのをまず初戦でしたし、しっかりしたいなと思っていた。1打席目も打ち取られてはいたんですけど、感覚的にはそんなに悪くなかったので、2打席目もそれを継続していこうという感じでした」と、気持ちを高めていた。

 「長いシーズン乗り切るのに難しさはあると思いますけど、やっぱり短期決戦は短期決戦でやっぱり難しさがあると思うので。初めての経験ですけど、本当に楽しいゲームだったなと、素晴らしいゲームだったなと思います」

 充実感に満ちあふれた大谷。明日の第2戦ではダルビッシュ有との日本人対決が待っている。連勝を手繰り寄せ、リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけられるか、注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]