ソニーから着け心地上々のイヤホン登場。耳へのフィット感って大事

2024年10月4日 17時0分

ギズモード・ジャパン

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SONY（ソニー）が、安定した装着感と耳に快適にフィットする新たなワイヤレスイヤホンのラインナップを発表しました。今回発売されるのはLinkBudsシリーズの新モデル「LinkBuds Open」と「LinkBuds Fit」の2つです。

どちらも価格は2万9700円で、現在注文を受付中。LinkBuds Openは10月11日、LinkBuds Fitは11月15日に発売となります。

いずれも快適なフィット感

いずれのモデルも専用のフィッティングサポーターが採用されており、このデザインが耳へのフィット感を高めます。

一見すると普通のイヤホンの形状のようにも見えます。が、同社は、このフィッティングサポーターは「なかに空気を含む柔らかいフックを備え、耳への圧力を軽減しながら安定して装着できる」としています。

LinkBuds Openは、開放型（オープンイヤー型）ワイヤレスイヤホンであり、この手のイヤホンではあまり見ない特徴的なデザインとなっており、中心部が空洞のユニークなリング型デザインです。

オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンだと、耳に引っ掛けるフックデザインも一般的といえますが、そうしたイヤホンの場合、総じて全体的なデザインが大きくなり、ケースも大きくなることがあります。

このLinkBuds Openは、その点ポータブル性にも優れているとは思います。この独自のリングデザインとフィッティングサポーターで、どれだけ安定した装着感を実現できるかが楽しみです。

LinkBuds Fitは密閉型（カナル型）のワイヤレスデザインで、専用のソフトフィッティングイヤーピースが搭載されています。このイヤーピースも高さが抑えられているので、過度な圧迫感がなく快適なフィット感を実現しているとのこと。

こうして考えると、このようなワイヤレスイヤホンのイヤーピースのフィット感はやはり重要であり、ANC（アクティブノイズキャンセリング）搭載AirPods 4のフィット感がゆるすぎて、イヤーチップの搭載を求める声が多かったこともわかりますね。

LinkBuds OpenとLinbuds Fitともに、ソニーのフラッグシップモデルの「WF-1000XM5」イヤホンに搭載された統合プロセッサーV2が搭載されており、音質も期待できます。

また、音声コントロール、IPX4相当の防滴性能、そして2台のデバイスと同時接続するマルチポイント機能もあります。

ワイヤレススピーカーも登場

2種類のワイヤレスイヤホンと同じタイミングで、LinkBudsシリーズから新しいワイヤレススピーカー「LinkBuds Speaker」も登場します。

なんといってもこのスピーカーの素晴らしい点は、ヘッドホン連携機能の「Auto Switch」といえるでしょう。これは、LunkBudsのイヤホンとスピーカーをシームレスに切り替える機能で、ボタンを押すだけで再生するデバイスをスイッチできるのです。わざわざスマートフォンを取り出さずに済むのは良い機能だと思います。

取り外し可能なストラップも付属しており、持ち運びにも便利に作られています。しかし、IPX4防滴性能で水しぶきなどから守るものの、アウトドアシーンなどでは十分注意が必要と思われます。

バッテリー性能は最大連続25時間再生が可能で、この価格帯のワイヤレススピーカーのなかでは最も長持ちする製品の1つといえます。同じような価格帯のスピーカーでは、たとえばSonos Roam 2やソニーのUlt Field 1などは最大約12時間となっています。

LinkBuds Speakerは、今回のイヤホン同様に価格2万9700円で、10月11日に発売となっています。