「言い方が悪かった」球団ワースト96敗のエンゼルス指揮官が「彼らはメジャーリーグの選手でなく優勝の助けにならない」発言を撤回
指揮官は軽率な発言を撤回したようだ(C)Getty Images
指揮官の発言が波紋を呼んでいる。
現地時間9月26日(日本時間27日)、昨季まで大谷翔平(現ドジャース)が所属していたエンゼルスは、敵地ギャランティード・レート・フィールドでのホワイトソックス戦に0-7で敗れ、球団ワーストとなる96敗目(63勝)。1968年、80年のシーズン95敗がこれまでの最悪だが、今回の敗戦で不名誉な記録を更新してしまった。
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1999年以来25年ぶりの地区最下位が確定しているエンゼルス。今季から新監督にロン・ワシントンを迎え入れたが、4月末に球団の顔マイク・トラウトが左ひざ負傷で離脱すると、主力打者のアンソニー・レンドンも相変わらず故障続きで、さらに開幕投手パトリック・サンドバルは左肘のトミー・ジョン手術へ……。シーズン負け越しは2016年から9年連続だ。
そんななか一部で話題となったのが、ワシントン監督の発言。現地時間25日の地元紙『Los Angeles Times』によれば、「(オフは)スーパースターでなくても、プレーの仕方を知っている選手を獲得しに行く」「ここの選手を悪く言うつもりはないが、彼らはメジャーリーガーでなく、優勝の助けにならない」と言及したという。
しかしそれから一夜明け、米メディア『The Athletic』でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は、発言が撤回されたとXに投稿。現地時間26日、エンゼルスを率いるワシントン監督は、「言い方が悪かった。組織がメジャーリーグの選手を与えてくれないという意味ではない。彼らがメジャーリーガーに成長しなければならないという意味だ」と説明を加えていた。
なかなか苦境から抜け出せないエンゼルスだが、はたして今後どのような立て直しが図られるのだろうか。現地時間27日からは、レンジャーズとの本拠地3連戦に臨む。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]