【G’AIM’E】
2025年9月 発売予定
価格: ベーシックパック:13,200円 プレミアムパック:18,700円

 達成電器が東京ゲームショウ 2024に試遊出展しているAI搭載ガンコントローラーセット「G’AIM’E」(ゲイム)。今回、こちらを試遊した模様をお伝えする。

プレイ風景

 「G’AIM’E」を試遊できるのは、達成電器ブース(ホール7 N04。パイオニアと共同)の中央。初代「タイムクライシス」をAI搭載ガンコントローラーでプレイできる。またペダル型コントローラーも置かれており、まさに「タイムクライシス」そのものがプレイ可能だ。

 「G’AIM’E」は、初代「タイムクライシス」が内蔵された本体と、AI搭載ガンコントローラーで構成されている。なかでも注目すべきはAI搭載ガンコントローラーで、銃口のカメラが液晶モニターを認識して照準を自動調整する。そのため機器同士を接続すれば、モニターの大きさや距離に関係なく、調整不要ですぐにプレイできる。

 実際にプレイしたが、銃口を向けている方向に確かに照準が出てくる感覚があり、プレイを続けるうちに徐々に照準がずれることもなかった。特にプレイに問題なかったどころか、ペダルを離して隠れる&リロード→ペダルを踏んで戦闘というゲーム体験が懐かしくも楽しく、ついつい没頭してしまった。ちなみにペダルがなくても、フレーム部分の底面のボタンが同じ役割を果たしてくれる。

こちらが「G’AIM’E」のAI搭載ガンコントローラー。しっかり持てるいいデザインだ

本体。初代「タイムクライシス」のロゴが見える。モニター接続用のHDMI、給電用のUSB-C、銃コンとペダルコン接続用のUSB-Cが2つある

ペダル型コントローラー。豪華版「プレミアムパック」同梱のもの。「タイムクライシス」といったらこれだ

 このままでも十分に遊べると思ったが、ブースで体験できるのはまだ動作遅延が大きい試作版だという。具体的には、現時点で25msあるラグを、製品版では12~13msにする予定だそう。これから現地で体験したいという方は、その辺りを考慮してプレイするとよいかと思う。

 ガンコントローラーに関しては、他のタイトルなどにも使用できるよう、汎用性を持たせて開発しているという。今回の「タイムクライシス」はあくまで第1弾であり、これはこれで完結した製品となるが、以降は他社タイトルをふくめた展開を考えているという。そのためどのタイトルに対応してほしいかリクエストも募集中だそうだ。

 ちなみにPS5などの家庭用コンソールへの対応については「予定はない」としながらも、技術的には可能なため、将来的には考えたいという。

 製品は2025年9月発売を目指して開発中で、価格は本体とガンコントローラーがセットになったベーシックパックが13,200円。さらにペダル型コントローラーと、各種特典を付けたプレミアムパックが18,700円を予定している。手軽で新たなガンコントローラーのスタンダードとなるか、ぜひ展開に注目したい。

パッケージの参考品も見せていただくことができた

TIME CRISIS(TM)&(C)Bandai Namco Entertainment Inc.
(C)2024 Dashine Electronics. 無断複写・転載を禁じます。