Image: MKBHD / YouTube

"love to hate”が止まらない…。

チャンネル登録者数1950万人を誇る、テック界随一のユーチューバー、「MKBHD」ことMarques Brownlee。彼のガジェット紹介動画を毎回楽しみにしている人も多いかと思いますが、今回はiPhone 16/16 Proレビューの序盤で、自らがプロデュースした壁紙アプリのPRをして世界中からボロカスに叩かれてます。

動画のコメント欄はネガコメの吹き溜まりと化し、ビュー数は1日で300万超え。今さっき見たら、もう350万回近くまでいってました。ひょえ〜。まさに「かわいさあまって憎さ百倍」状態。

問題のアプリは「Panels」といって、彼がこの1年、パソコンやスマホをレビューするときに使った壁紙をまとめて有料で販売するというものです。「よく”壁紙どこで手に入れたの?”って聞かれるのでアプリにしました」というのが開発動機。iOSでもAndroidでも利用できます。

それはいいんですが、問題は売り方。年間購読料が50ドル(日本価格7500円。月額は1800円)もして、壁紙アーティストの手に渡るのは、うち50%。しかもこの50ドルというのは発売割引で、キャンペーン終了後はもっと高くなるんですね。壁紙は画像をダウンロードする方式なので、欲しい壁紙をゲットしたら定期購読をOFFにする手はありますけど。

もちろん、無料でお試しもできます。が、ダウンロードしようとすると、個人情報・位置情報・個人識別番号・検索履歴・購買記録などなど、壁紙と全然関係ない個人データへのアクセス許可を延々求められます。

しぶしぶ許可するとダルい動画広告が流れて、やっとの思いでダウンロードした壁紙は、めちゃ低解像度。これにはさすがのファンも心が折れるようなのです。

X上で発表したときには、いいねが1700件ついて、みんな期待の嵐だったのですが、いまレスを読むと悪口ばかりが目につきます。ほかのSNSでも「AppStoreから速攻で削除すべき」、「UXが糞すぎる」、「ただの壁紙アプリにMKBHDブランドを付けただけでこの価格はないよな」といった批判に混じって、「MKBHDの壁紙アプリを購読したらカミさんに捨てられました」といったジョークまで出回ってて、もうね、みんなMKBHD、好きすぎる。この騒ぎ、当分収まりそうもありません。