夏子主演×宇賀那健一監督『ザ・ゲスイドウズ』2025年2月28日公開 海外版ティザー映像も
宇賀那健一が監督を務めた夏子主演映画『ザ・ゲスイドウズ』が、2025年2月28日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショーされることが決定した。
参考:夏子主演『ザ・ゲスイドウズ』2025年春公開 共演に今村怜央、喜矢武豊ら
本作は、売れないパンクバンドのメンバー4人が、再起をかけて田舎に移住したことをきっかけに、人生の転機を迎えていく音楽映画。『サラバ静寂』『転がるビー玉』の宇賀那が監督・脚本を務めた。
主演を務めるのは、映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』やドラマ『366日』(フジテレビ系)に出演した夏子。パンクバンドのボーカル・ハナコを演じる。売れないバンド“ザ・ゲスイドウズ”のメンバーには、テレビアニメ『ゴールデンカムイ』第4期のオープニングテーマなどを担当した多国籍バンド・ALIのボーカルを務める今村怜央がギター、ゴールデンボンバーでギターを担当している喜矢武豊がベース、アメリカで映画監督としても活躍するRocko Zevenbergenがドラムで抜擢された。また、その“ザ・ゲスイドウズ”に田舎への移住を命じるマネージャーの高村役で、『ONODA 一万夜を越えて』や『辰巳』の遠藤雄弥が出演する。
さらに、劇中で“ザ・ゲスイドウズ”が歌う楽曲は作品オリジナルで、本作の主題歌にも起用された。楽曲のプロデュースは、宮藤官九郎監督作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」の作曲で知られるKYONOが、劇伴は“ザ・ゲスイドウズ”のメンバーにもなる今村が担当した。
売れないバンド、ザ・ゲスイドウズの4人は、マネージャーから「田舎へ移住して曲を作れ」と最後のチャンスを与えられる。不器用ながらも村人たちと協力し合い生活していくザ・ゲスイドウズは、果たしてバンドの未来を変える曲を作ることができるのか。
本作は、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、シッチェス・カタロニア国際映画祭のニュービジョン部門や1971年に始まったカナダ最古の映画祭、モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭にて約10の長編作品が観客賞を競う、TEMPS0部門にノミネート。そのほか、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)シドニー2024、高雄映画祭など海外の映画祭への出品が決定している。
映画『ザ・ゲスイドウズ』 海外ティザー映像 あわせて公開された海外版のティザー映像は、「私は明日死ぬので、今日がザ・ゲスイドウズ最後のギグです」とハナコのインパクトのある一言から始まる。だが、その場所は牛舎。「ここが日本のグラストンベリーです」と言い放つハナコとバンド最後のギグを牛舎で披露するというパンクな世界観、そしてオフビートが融合した独特な映像となっている。
さらに映像には、9月5日から9月15日に行われたトロント国際映画祭を終えたザ・ゲスイドウズと監督からのコメントも収められている。本作はトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に選出され、全上映回満席のワールドプレミア上映が行われた。主演の夏子や共演の今村、喜矢武、Rocko Zevenbergen、遠藤、そして宇賀那監督が登壇すると観客から拍手喝采が巻き起こった。
夏子は『最高でした!』とコメントし、他キャストや宇賀那監督は現地の観客の反応について語った。そして最後に、バンドのマネージャー・高村を演じた遠藤が「ザ・ゲスイドウズのマネージャーでよかったです!」と締めると、現地の観客からは“ゲスイドウズコール“が起こった。(文=リアルサウンド編集部)