高木豊氏

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 DeNAの元ヘッドコーチ、高木豊氏が18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。速報として「中日立浪監督が退任報道について」をテーマに、同日の阪神戦に敗れた後、自ら今季限りで退任する考えを明らかにした中日・立浪和義監督について語った。

 冒頭で「ビックリしたけども、本当にお疲れさまでした。3年間」とねぎらった高木氏。その後「采配批判はいろいろあるけど、やることはしっかりやっていた。昨年も今年も(球場などに)顔を出すと、ずうっと前向き。マイナスってまったくない、彼は。この選手はよくなるとか、こういうところがいいんですよ、とか。本当に報道されてないところを言うけど、ずっとポジティブでいてくれた。タツはね…」と話すと絶句。以前から親交のあった立浪監督を思って涙を浮かべながら「なんて言うんだろうな。名選手は名監督にならないとかいう記事も目にしたけど、確実に強くしてるよ。今年も春先に一時首位に立ったり。強さが出てきているし、打たなかったチームが打てるようになってきてるよ」と残念がった。

 中日は18日時点で54勝72敗8分けの最下位に転落。「今季にかけている思いはすごくあったと思う。最下位うんぬんよりも、結果を今年出せなかったという思いが、そういうような(退任の)決断をさせたと思う」と胸中を推し測った。

 就任以来、立浪ドラゴンズに注目し、応援してきた高木氏だけに「さみしいな」とポツリ。「最後、有終の美を飾っていい試合を見せてほしいと思う」と、今季残りの戦いぶりに期待した。

 フォロワーからは「結果が全て。これに尽きる。期待していただけに、ただただ悔しい」「高木豊さん、立浪監督の代わりに悔し涙を流してくれて、ありがとうございました」「立浪監督に対しての愛を感じました」「豊さんお涙ありがとうございます。中日ファンとしてうれしいです。また、立浪さんとの友情も伝わりました。」などと感想やコメントが寄せられた。