クラフトビールで「京都」の魅力発信 SVB京都、7周年で感謝企画
クラフトビールの醸造所を併設したブルワリーレストラン「スプリングバレーブルワリー(SVB)京都」は、開業7周年を迎え、感謝企画を9月30日までの期間限定で実施している。期間中には、京都産の素材を使った特別醸造ビールや料理の提供、地域のアーティストとコラボした空間を展開する。
SVB京都は、2017年にキリンビール京都工場の流れを汲んで、西日本のクラフトビールの活動拠点として、錦市場に近い町家をリノベーションしてオープン。食とフードのペアリングに限らず、空間、音楽、ファッション、地域など、各分野でこだわっている人と一緒になることで、来店客がクラフトビールを楽しむ場を提供している。
7周年のメーン企画では「THANKS FOR KYOTO〜京都紅茶ブレンド〜」と命名したビールを販売する。副原料に京都府和束町で収穫された椿堂茶舗の「京都紅茶」を使用。麦芽や酵母など京都で採れた原料100%を使ったビールで、京都産酵母の独自なフルーティな香りと「京都紅茶」の優しい香りが調和した風味が特徴。
またゲストタップとして大麦、ホップ、酵母のいずれかの原料に京都産を使用した「京都スタイルビール」から、KYOTO NUDE BREWERYや京都・一乗寺ブリュワリーのクラフトビールを販売。28、29日にはSVB京都で初の「クラフトビール ジャパンホップフェスト2024in京都」を催し、日本産ホップを使用して醸造した全国のクラフトビールを最大13種提供する。
このほか期間中には記念スペシャルメニューに、「京都紅茶のリゾット」や「京都紅茶のケークサクレと京丹波高原豚の自家製ハム盛り合わせ」を販売して、ビールとのマリアージュを提案。また店内には筆文字「己書(おのれしょ)」のアーティストとコラボレーションした、SVB京都オリジナル作品を含む7つの作品を展示する。
井本亜香SVB社長は、企画の狙いについて「日本を代表する『京都』ブランドを生かして、京都産や京都にかかわる人と協働することを意識した『和クラフトスタイル』を再発信する。この体験を通して、京都の魅力を国内外に発信できる存在感でありたい」などと説明した。